每日阅读(12.19):湯川スミさんと原爆
広島でも長崎でも、原爆は地面すれすれで炸裂(さくれつ)したのではない。広島は約600メートル、長崎では約500メートルの高さで爆発した。かつて爆心地でその辺りを仰ぎ見た時、熱線や放射線をより広い範囲に浴びせるための悪魔的な計算なのかと思った。その瞬間の爆心地周辺を想像する度に、背筋が凍り付く思いがする。
投往广岛和长崎的原子弹都并非在紧挨着地面之处爆炸。投往广岛的原子弹是在离地面约600米,长崎的是在约500米的高度上爆炸的。笔者曾经在轰炸中心地仰望其周边一带,不由想到他们是否经过了恶魔般的计算,让红外线和辐射线放射到更广的范围内。每每想到那一瞬间轰炸中心周边的情形,都感觉不寒而栗。
国が、被爆した人を原爆症と認定する時、これまで爆心地からの「距離の壁」があったという。被爆してがんなどを患う被爆者9人が「原爆症と認められないのは不当だ」とした訴訟で、大阪地裁が「壁」を破る判決を出した。「国は審査基準を機械的に適用すべきではなかった」と指摘、爆心地から3キロ以上の距離で被爆した原告を含む全員の不認定処分を取り消した。
然而在判断被放射线所影响的人是否患上原子弹症时,国家却称从轰炸中心到这有着“距离之墙”。 被放射线影响而患上癌症的9人曾败诉,被判定为“不承认其为原子弹症”,而大阪地方法院宣布的判决打破了这一“墙”。判决中指出“国家不应该机械地套用审查基准”,包括在轰炸中心三公里以外受放射线影响的原告在内,所有人的不认定处决全部取消了。
被爆国・日本には、人類初の核兵器がもたらした惨禍の実相を把握し、伝える役目がある。その積み重ねが、惨禍を世界に知らせることになる。
遭受原子弹轰炸的国家日本有责任掌握和传播人类最初的核武器所带来的惨剧的实际情况。这样坚持下去,便能让全世界都了解到这一惨剧。
核兵器の廃絶を目指す運動に尽力した湯川スミさんが亡くなった。日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏の妻で、世界連邦世界協会の名誉会長だった。
为废除核武器而四处奔走的汤川须美女士与世长辞了。她是日本最初的诺贝尔奖获奖者汤川秀树的妻子,曾就任为世界联邦世界协会的名誉会长。
戦後、スミさんは夫と米国に渡った。同じ研究所に居たアインシュタインが、原爆開発の一端となったことを深く後悔し、秀樹氏に言ったという。「戦争が起こらない仕組みをつくらないといけない。そのためには世界を連邦にするしか道はない」
战后,须美女士和丈夫一起去往了美国。据说,秀树先生曾提到过,同一家研究所的爱因斯坦十分后悔自己参与了原子弹开发。“必须要成立一个组织,让战争的悲剧不再重演。所以世界必须成为一个联邦。”
共感し、自らも核廃絶を希求した秀樹氏は、がんを患ってからも言い続けた。「君が運動の先頭に立て」。この言葉を胸に抱き続け、96歳で夫の元に旅立った。
秀树先生深表同感,并亲自希望能够废除核武器。他在患上癌症后仍对妻子说:“你要走在活动的最前列”。须美女士一直将这一话语铭刻于心中,96岁那年去往他界,与丈夫重聚了。
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