每日阅读(2.13):キュリー夫人
ワルシャワで、キュリー夫人の生家跡に行ったのは厳冬期の2月だった。雪道の先にある「キュリー夫人博物館」を巡りながら、物理学、化学と二つのノーベル賞を受けた人の幼い日の姿を思い描いた。
正值隆冬时节的2月,笔者曾寻访了居里夫人位于华沙的故居。我一边参观位于雪道前方的“居里夫人博物馆”,一边暗自揣测着这位荣获物理、化学二枚诺贝尔奖的伟人小时候会是什么样子。
成人してパリの大学に学んだが、極貧状態だった。娘エーヴの『キュリー夫人伝』(白水社・河野万里子訳)に、こんな一節がある。「七階の屋根裏部屋が凍りつくこともあった……石炭の蓄えは、すでに尽きている。だが、これぐらい、なんだというのだ。ワルシャワから来た娘が、パリの冬ごときに負けてたまるか」
居里夫人成年后曾在巴黎的大学读过书,她一直处于极度贫困的状态。她的女儿艾芙所著的《居里夫人传》(白水社·河野万里子译)中有这么一段:“有时七层的阁楼被冻住……煤炭也没了。但这点困难又算得了什么。华沙的女孩难不成还会败给巴黎的冬天?!”
重ね着してベッドに入り、毛布の上にも服を重ね、その上にいすまで置いたという。苦学力行の末にラジウムの分離に成功し、科学の新しい世界を開いた。
据书上描写,居里夫人上床时穿得厚厚的,在毛毯上面再摊上衣服,甚至把椅子也加了上去。她历经了千辛万苦,最后终于将镭成功分离出来,为科学拓开了一个崭新的世界。
ラジウムの製法で特許を取る道があると知らされた時、情報を独占しておくのは「科学の精神に反する」と断った。私利よりも公を優先する思いがしのばれる。
当居里夫人被告知可以选择申请制镭的专利时,她义正严辞地拒绝了,说独占提制方法“有违科学精神”。她那不计私利,事事以大局为重的崇高思想实在是可歌可颂。
年々膨大な研究費を計上する現代日本では、公的研究費の不正流用が繰り返し発覚している。早大理工学術院の松本和子教授は900万円を教授名義の投資信託口座で運用していたという。
然而在每年花费庞大研究费用的现代日本,却发现了有人不断将公共研究费挪用到不正当的地方。据报导,早大理工学院松本和子教授将900万日元以教授名义的信托投资户头挪用到他处。
「科学には、おおいなる美がある……実験室にいる科学者は、単なる技術者ではありません。まるでおとぎ話を聞いたときのように胸を打たれて、自然現象の前で目を輝かせている子どもでもあるのです」。このキュリー夫人の言は、おおいなる美に至るには純な心が要る、とも聞こえる。白血病のため66歳で逝ったのは、1934年の7月4日のことだった。
“科学有着一种伟大的美……站在实验室里的科学家并非只是单纯的技术人员。他们仿佛是听到童话时被深深地感染,为眼前的自然现象而惊愕雀跃的孩童一般。”从居里夫人说的这番话中也能看出,要达到伟大的美这一境界,必须拥有一颗纯粹的心灵。1934年7月4日,居里夫人因白血病去世,享年66岁。
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