2级读解07
次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
国際感覚があるということは、ただすらすらと外国語を話し、外国人とそつなくつきあえるというような単純なことではありません。また、国際感覚を身につけるということは、これさえ手に入れれば大丈夫と言うような、一本の「魔法の杖」を見つけることでもありません。それは、現代社会の中で、(1)21世紀に生きる私たちの生き方について考えることでもあり、一人の人間が自分の生き方を貫こう(つらぬこう)としたら、いったいどういう資質が求められるか、と問うことでもあります。
ただ私たち日本人の場合、どうしてもまず日本という国の枠(わく)を考え、その枠組の中で、「世界に誇れる日本人の資質とは何か」と考えてしまいがちです。ただ、現代では、自分の国の国益さえ守れればそれでよい、という時代ではなくなってきています。そのことは、国際的問題が広く認識されるようになったことにも現れています。
(2)、世界の自然環境を守ることと、ある国の経済的利益が衝突するということは、いくらでも起こりうることです。そのときに私たちが、自分の国の利益だけに(注1)とらわれずに、より普遍的な視点から発想できるかどうかが問題になってきます。一つの時代を共に生きるということは、その時代が抱える問題を、世界の人々と共有することでもあるからです。
(渡部淳「国際感覚って何だろう」(岩波書店)より)
(注1)とらわれる:拘束される。
問1 (1)「21世紀に生きる私たちの生き方について考えること」とあるが、それはどのような国際感覚のことか。
1.最後まで自分の行き方をつらぬくこと。
2.世界に誇れる日本人になること。
3.国益に立って行動すること。
4.国益を超えた普遍的な視点から発想できること。
問2 (2)に入る適当な語はどれか。
1. もちろん 2.たとえば 3.しかし 4.たしかに
ヒント:
1.最後の段落に国益論と対比で述べられている。
2.「国益だけ守ればいいということではない」ことの例として、環境問題が挙げられている。
答え 4 2
原文翻译:(仅供参考,如有疑问欢迎大家一起探讨)
所谓国际感觉,并非只是会流利地说外国话、与外国人周到得打交道如此单纯。另外,所谓掌握了国际感觉,也不意味着找到了一根“魔法手杖”那样,说只要得到了这个就没问题了。在现代社会中,国际感觉是考虑有关生活在21世纪的我们的生存方式,也是询问作为一个人如果想要贯彻自己的生存方式到底要寻求怎样的资质的问题。
但是,作为我们日本人,不管怎样都要首先考虑到所谓日本的国家界限,在此界限中,往往容易考虑成“在世界上能夸耀的日本人的资质是什么”。可是现代,逐渐变成了一个并不是只要保护自己国家的国家利益就可以的时代,而是出现了要广知国际问题那样的局面。
例如,保护世界的自然环境和某国的经济利益发生冲突这样的事情无论多少都有可能发生。这时候,就出现了我们是不是能不只拘泥于自己国家的利益,而是以更普遍的视点来构想的问题。所谓共同生存于一个时代,就是要与世界的每个人共同拥有那个时代需要担负的问题。
解说:
スラスラ:流利地,流畅地,顺利地,痛快地
そつなく:圆滑周到
身につける:掌握(知识)
貫く:穿过;穿透;贯彻;坚持
枠:框;框子;(书等的)边;范围;界限
枠組:框框
~うる:有......的可能
とらわれる:受拘束;受限制
拘る:拘泥;妨碍;抵触
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