2005年日语能力考试一级真题:阅读&语法部分
問1 ①「この原則」とは、筆者のどのような態度を指すか。
1 芸術作品の批評をする時、少しでも美点(びてん)を見つけようと努力する態度
2 芸術作品の価値を見極めるため、批評を行う際の厳しさを失わない態度
3 芸術作品の批評をする時、作品だけでなく芸術家を決して傷つけない態度
4 芸術作品の真の価値にかかわらず、常に厳しい批評や主張で攻撃する態度
問2 ②「よくないと思う」とあるが、筆者は何がよくないと思っているか。
1 厳密な評価ではなく、甘めの評価を示すこと
2 批判されたことがある相手の作品を攻撃すること
3 批評において、常に正しいと思う見解を伝えること
4 厳しい評価によって、自分の能力の高さを証明すること
(2) 親孝行という話をすれば、私はいろんな人に、子供に期待するなよ、ということ言うんですね。なかば冗談なのですが、子供は親孝行なんかする必要ないんだと。なぜかといえば、子供が生まれる前、そして生まれた瞬間、それから六つ七つぐらいまでのあいだに、子供は親に生きる喜びというものを十分与えつくしているのだから、というふうに言うのです。昔、私の友人でも、生まれる子供の名前を一生懸命に考えて、暇があればノートに書きつけているような男が、おりました。そのことは彼の生きていく上でのひとつの喜びだったと思います。そして子供が生まれる。そのうちに片言でパパ、なんて言ったりする。それから歩くようになる。(中略)幼稚園にはいり、小学校にあがる。子供の誕生から成長の過程のなかで、そのつど両親は言葉につくせないほどの人生の喜びというものをあじわいつくしているんじゃないかと思います。
(五木寛之『人生の目的』幻冬舎による)
[問い] 筆者の考えと合うものはどれか。
1 親は子供に親孝行を期待してもよいが、子供が十分成長するまで待つべきであろう。
2 親は子供が幼い時愛情を与えつくしたのだから、子供が親孝行するのは自然であろう。
3 子供は幼いころに親に対して生きる喜びをすでに与えており、それが何よりの親孝行であろう。
4 子供の成長は親にとって生きていく上での喜びだが、子供の側も親が喜ぶように孝行するべきであろう。
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