2005年日语能力考试一级真题:阅读&语法部分
この2匹に電流が一定量流された。上司と部下、両ラットがしっぽに受けた電気ショックの量は全く同じである。それなのに、2匹のラットの胃を調べてみると、上司のほうが部下よりも潰瘍(かいよう)(注4) が小さかった。
この結果は、ストレッサーがあっても、自分でコントロールできれば、悪影響は少ないことを意味している。ストレッサーの量よりも、それをコントロールできるかどうかのほうが重要なのだ。しかも、コントロールできるかどうかは、多分(たぶん)に(注5)主観で決まる。
たとえば、長い時間働いている人が、それを強いられたものと思えば、長時間労働はストレッサーとなる。ストレスを引き起こし、からだと心に深刻な影響が出る。ところが、自分が好き好んで長い時間働いていると思えば、長時間労働というストレッサーをコントロールしていることになる。したがって長時間労働はストレスの悪影響を生まない。現実は一つでも、それをどう受け止めるかは当人次第なのである。
(相川充『反常識の対人心理学』日本放送出版協会による)
(注1) 示唆(しさ):ヒント
(注2) ストレッサー:ストレスを与えるもの
(注3) 回避(かいひ)する:避ける
(注4) 潰瘍(かいよう):ストレスなどが原因で、そこなわれた体の組織
(注5) 多分(たぶん)に:大いに
問1 ラットを使ってどのような実験が行われたか。
1 電流を流し、ラットがそのストレスからどのように身を守るかを調べる実験
2 電流を流し、そのストレスが与える影響は条件によりどう違うかを調べる実験
3 電流を流し、2匹のラットのどちらが早く電流を切ることができるかを調べる実
験
4 電流を流し、それが胃の潰瘍(かいよう)を小さくするのにどの程度効果があるかを調べる実
験
問2 この実験で「上司」、「部下」とよばれる2匹のラットの役割は、次のうちどれか。
1 「部下」が「上司」の分の電流も受ける。
2 「上司」が命令し、「部下」が電流を切る。
3 「上司」がスイッチを押して、「部下」に電流を流す。
4 「上司」がスイッチを押して、自分と「部下」の電流を止める。
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