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2008年日语能力考试一级阅读真题

时间:2011-04-19 16:46:46  来源:可可日语  作者:nvwu


      わずか 10分か 15分で、ひと仕事終えたという労働の充実感も味わえる。この、ひと区切りつくというのが家事労働の面白いところかもしれない。60歳を過ぎた僕がこんなことを言うと、の(注1)族からはなんと(注2)甘っちょろいと思われるかもしれない。20代 30代からは、なんで今さらそんなことに気づいたのだと言われそうだ。
  「最近の女性は耐えるということを知らない」などと世間では言っている。確かに昔に比べると、研(と) 炊飯器(すいはんき) 同年輩(どうねんぱい) 亭主(ていしゅ) 我慢するということが少なくなったようだが、これは(
)ことだと思う。昔の女性が我慢していたのは、経済力がなくて夫に養われているという意識があったからだろう。今は、仕事を持ったり(注3)パートタイムで働いたりして、ちゃんと収入を得られるようになった。
しかも、亭主が汗水たらして働いていても、たいして高い給料をもらっているわけではないのだという現実もわかってくる。
(中略)

    わが家の場合、今の若夫婦のように、権利だ義務だと分けて、家事を分担しているのではない。なんとなくそういう具合になっている。とはいえ、サラリーマンを続けていたら、なんとなくそういう具合にはならなかっただろう。
    権利だ義務だというのは、(注4)押しなべて世間に広がらなくてはならない決まりである。家庭にそんなものはいらない。家庭にあるのは(注5)流儀(りゅうぎ) だろう。サラリーマンにはサラリーマンの家庭の、わが家にはわが家の流儀がある。
    おおまかであって、伸縮(しんしゅく) 自在だけれども、ひとつの流れになっているという曖昧(あいまい) な流儀(りゅうぎ) が、おおまかな僕には似合っている。
(常盤新平『ベストパートナー―「夫婦」という名の他人』による)

(注1)亭主(ていしゅ) :夫
(注2)甘っちょろい:考えが甘い
(注3)パートタイム:正規の雇用ではない短時間の労働
(注4)押しなべて:全体にわたって
(注5)流儀(りゅうぎ) :物事のやり方、手法


問1()に入る最も適当な言葉はどれか。 [13]
1つまらない2いい3おどろくべき4よくない

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