名詞の同一内容語を問う問題
死体ははたしてだれのものか。
自分のものだとしても、死んだ後では所有権を実際に自分で主張することはできない。法的にはそこはどうなっているのか。それを私は、じつはしらないのである。
職業柄、年中扱っている「もの」の、所有権が不明である。そんなことで、よく仕事が勤まる。そう怒られそうだが、むろん常職的には、死体は遺族のものである。
(養老孟司「死体の市民権」)
問1:「自分」とはだれか?
1. 死んだ人。
2. 死んだ人の親。
3. 死んだ人の子供。
4. 解剖する医者。
問2:「もの」とは何か?
1. 法律
2. 権利
3. 死体
4. 職業
正解:1、3
世間には、「のせ上手」の人がいる。たとえば、相手がしゃべりたくもないことをうまくリードして、いつの間にかその気にさせてしまう人である。
こういう人は案外、「聞き上手」な人に多い。大汗をかいて馬を引っ張って水飲み場に連れて行くのではなく、なんとなくお*をたたきながら、いつしか自分の意志で馬を水飲み場へ行かせてしまう人なのだ。
友人にあとで悪く思われることもない。なぜなら、のせられる人も、隠したいことはどしゃべりたい話だからである。
(神津カンナ「その人のどこが人を魅きつけるのか」)
* リードする:導く
問:「自分」に当たるのはどのような人か。
1. 相手をその気にさせる人。
2. 馬を水飲み場へ行かせる人。
3. のせられる人。
4. 聞き上手な人。
正解:3
「厳しい修養を積んだいわゆる聖職者だけが、聖書を読み解訳する資格があり、無学で信仰的に未熟な一般信徒は、神父の口を通してしか、聖書の言葉にふれてはならない。」と定めていた当時のキリスト教会の権威主義に他対し、「そういうことを外側から決めつけるのはおかしい。人間はすべて、法王も大司教も司祭も一般信徒も、万物の創造主である神の前に平等な一信徒であるべきだ。」と、マルチン・ルターは強く批判し抗議した。これが現在のキリスト教会を旧教(カソリック)と共に大きく二分する新教(プロテスタント=抗議するもの)の語源の由来である。
問:「外側」とは何を指すか。
1. 厳しい修養を積んだ聖職者。
2. 無学で信仰的に未熟な一般信徒。
3. 当時のキリスト教会の権威。
4. 万物の創造主である神。
正解:3
息子が家へ帰ってくるなり、もう知らない人に優しくするのはこりごりだと言う。聞くと、駅の階段を大きなカバンと紙袋をさげてよろよろしながら上っていたお婆さんに、「荷物、もってあげようか。」と声をかけたら、「いいえ、結構ですよ。近ごろ持ち逃げなんてのもあるからね。」と言われたのだそうだ。人がせっかく親切で言ってやったのにと怒っている。
* ~なり:~やいなや。 こりごり:もう二度と繰り返したくない気持ち。
問:「人」とはだれを指すか
1. 息子
2. 知らない人
3. お婆さん
4. 筆者
正解:1
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