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正解は１番です。

ゴリラが西洋に広く紹介されたのは、２０世紀に入ってからで、百数十年前とずいぶん新しい出来事です。それまでは、アフリカの熱帯雨林に謎の猿人がいるらしいという、今でいう雪男や槌の子のような空想上の動物だったといわれています。１９世紀末から２０世紀にかけて、ヨーロッパ人がアフリカ大陸に入り、探検と称して、森の奥へ奥へと入っていきました。そしてジャングルで始めてゴリラを発見した時に、黒い悪魔と表現されて、実際以上に凶暴なイメージで狩猟の対象となったり、あるいは動物園での飼育のために捕獲されたりという悲しい歴史が続きました。このゴリラですが、最近になって非常に人間に近い動物ということと、生息数が少ない、稀少な動物ということが分かりだし、研究者の間で、保護の取り組みがなされています。また動物園などで飼育されているのはほとんどが西ローランドゴリラで、ほかに東ローランドゴリラとマウンテンゴリラという三種類、アフリカのジャングルでしか生息していません。このアフリカのジャングルですが、森林の開発と度重なる戦争で、特に東ローランドゴリラとマウンテンゴリラは絶滅に近いともいわれています。

雪男（ゆきおとこ）：ヒマラヤ山中に住むといわれる，人間に似た動物。猿に似て，全身が黒褐色の毛におおわれているともいう。イェティ。
槌の子（つちのこ）：想像上の動物。胴の太い蛇のような形をしているとされる。のづち。

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