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地下水流出防ぐ遮水壁工事へ

　　東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子炉建屋などの地下にたまっている高濃度の汚染水が地下水を通じて海に漏れる汚染のため、鉄製の壁を造る工事が年内にも始まり、２年後の完成を目指すことになりました。

　　福島第一原発の１号機から４号機の原子炉建屋などの地下には、高濃度の汚染水が今も１１万トン以上たまっているため、地下水を通じて海に流出することが懸念され、事故の収束に向けた工程表の「ステップ２」では放射性物質による海の汚染の防止が柱の１つに挙げられています。このため東京電力は、対策の１つとして１号機から４号機の取水口を取り囲むように海底に鉄製の遮水壁を埋め込む具体的な計画を公表しました。長さおよそ２２メートル 、直径１０センチの鉄パイプを壁のように隙間なく並べ、海底の下にある地下水が流れる地層まで打ち込んで遮断します。長さはおよそ８００メートルになるということで工事は年内にも始まり、およそ２年後の完成を目指すということです。

注解

遮水壁;防水墙

トン:吨

ステップ:步骤、阶段。

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