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おいしゃたち は、「もう、なおるみこみ は ない」と、いいました。

そこで、おとこ は かみさま に たすけて もらおう と して、「わたくし を げんき に
　
ひゃっぴき の けだもの と、そのほか の おそなえもの を たくさん さしあげます から、どうか なおして ください」と、おいのり しました。

そのとき、すぐそば に いた おかみさん は びっくり して、「いったい あんた は、そんなこと を する おかね を どこで みつけて くる つもり なの？！」と、ききました。

すると おとこ は、「なに いって いるんだ。おれ は びょうき が なおり さえ すれば いいんだ。かみさま が おそなえもの を とりたて に くるか どうか なんて、しったことじゃない」と、こたえました。
　
この おはなし は、にんげん は はたす つもり の ない やくそく を、くちさき だけ なら いくら でも する と いう こと を おしえて います。

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