大雪で路面凍結、転倒などでけが５８２人

雪化粧した東京の上空。雪は１４日夜のうちに止みましたが、東京·都心もその後、０度近くまで冷え込んだため、至る所で路面が凍結しました。坂道などでは、固く凍った路面に足を取られないよう、一歩ずつゆっくりと歩いて仕事先や学校へ向かう人たちの姿が見られました。

　「ちょっと早めに出ました、この雪だったので」
　「いつもは履かない長靴を履いてきました」（通勤客）

　大雪のため、各地でけが人が相次ぎました。長野県塩尻市では、側溝に詰まった雪を流す作業をしていた７１歳の男性が、転倒して側溝からつながる川に流され、死亡しました。また、茨城県常陸太田市では、バイクに乗って新聞配達をしていた６２歳の男性が路上で倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認されました。雪道でスリップして転倒し、頭などを打ったとみられています。このほか、関東地方では少なくとも５８２人がけがをしました。

　雪による交通機関への影響も続いています。１４日、欠航が相次いだ羽田空港では、足止めをされた客が空港内で一夜を過ごしました。

　「天候だからしょうがない。あきらめるしかない」（空港で一夜明かした人）

　１５日も羽田を発着する飛行機は午前１１時半現在で２４便の欠航が決まっています。また、各高速道路も積雪のため、一部の区間で通行止めが続いています。

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