早稻田大学教授解读 保留灾难遗骸的意义
津波が発生したときに、大きな観光船が民宿に乗り上げている大槌町の画像(写真1)が広く公開され、世界中の人々は驚愕した。このような船こそ、実は重要な被災遺構となり得る。しかし、それは解体される予定と報道されている。地元の被災された方にとっては、思い出したくもない悪夢の象徴としか映らないかもしれない。
地震波发生时,巨大的观光旅游船冲向民宅的图片公开后,震惊了很多人。即使是如此大的船也会成为灾难遗骸的一部分。后来的报道说预定将大船拆掉。对于受灾地的居民来说,也许会因此不会在脑海中多次想起那可怕的场景。
しかしながら、今後町が復興し、数十年経過すると、この津波災害のことも次第に記憶から遠のくであろう。いまの大学生も阪神淡路大震災を知らない世代となって来ている。自然災害の遺構は、1995年の兵庫県南部地震の時に地表に現れた活断層を保存した北淡町の野島断層保存館や、私が所属する地球科学教室の学生を毎年引率している有珠火山の噴火遺構公園(写真2)、雲仙普賢岳の火砕流で消失した小学校校舎、などで、修学旅行生をはじめ大変多くの見学者を集めている。後者の2地域は、世界ジオパークにも認定されており、火山災害の爪痕は重要なジオサイトとして国際的にも認知されている。地震や火山の被災現場を保存し、ありのままを見せることが防災の教育・啓発や地元の活性化にも大きく貢献しているのである。現地にあってこそ意義があるものであり、文書や写真、映像だけでは実感に乏しい。
但是,随着日后街道的复建,数十年之后,发生过的地震灾害也会随着记忆慢慢远去吧。正如现在的大学生连阪神淡路大地震也不知道一样。保存着灾难遗骸的,例如保存着1995年兵库县南部地震时露出表面的活断层的北淡街野岛断层保留馆,我工作的地球科学教室每年都会带学生去参观的喷火遗址公园,因火山流消失的小学校舍等等,都吸引着以参观旅行学生为首的参观者。后面两处被世界灾难署认定为重要的灾难遗骸,为防灾难教育,启发人们的意识做出了巨大贡献。只有实物存在才更有意义。只留下书面材料和图片是缺乏真实感的。
原文来自:高木 秀雄/早稲田大学教育・総合科学学術院(地球科学教室)教授
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