日本では経済の不況でリストラされたり、倒産したり、派遣きりで寮から追い出されたりで、ホームレスになる人が増えたみたいです。いったい彼らはどこで生活しているんですか。彼らは都市の公園、河川、道路、駅舎などで日常生活を営んでいます。全国のホームレスは2万人弱いると言われています。ほとんどは中高年単身男性です。地域的には、東京区部と大阪市に集中しています。

彼らは全然仕事がないというわけではありません。70％以上の人は廃品回収などの仕事をしています。一ヶ月の収入が3万円未満の人が多いです。ふだんは自炊や弁当で食事をしている人もいますし、炊き出しや廃棄食品、残飯、仲間からもらったもので空腹を満たしている人もいます。

彼らはどうしてホームレスになったんですか。ホームレスが増大する社会的背景としては、産業構造の転換や非正規雇用の拡大、家族単位の縮小や分解、社会保障システムの脆弱性などがあげられていますが、ホームレスに陥る直接的な原因としては仕事の減少、倒産、失業、病気、けが、高齢で仕事ができなくなったなど仕事に関連した理由が多いです。

毎年凍死する人が出ているみたいです。また彼らは体が不調でも治療を受けられない人がほとんどです。最近は、ホームレス襲撃事件も後を絶ちません。しかし、ホームレスになっても、そこから脱却できることがあります。民間では仕事を紹介したり、ホームレスの自立支援も行っています。実際にまた職についた人も結構です。