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中日对照'天声人语':善意虽小 意义深远

时间:2011-01-13 11:42:35  来源:本站原创  作者:Miyo

    茨木のり子さんの詩「みずうみ」から引く。「〈だいたいお母さんてものはさ/しいん/としたとこがなくちゃいけないんだ〉/名台詞(めいせりふ)を聴くものかな!/ふりかえると/お下げとお河童(かっぱ)と/二つのランドセルがゆれてゆく/落葉の道……」

    引用一段茨木则子女士的诗歌,<说到母亲,大致上/应该具有/平心静气之处/听起来或许像是句名台词!/回想过去/曾记得一个大辫子,一个童花头/两个皮背包晃晃悠悠/在那落满树叶的街道上行走……>

▼「ランドセル」の一語が利いている。子どもの成長の道連れである。ランドセルが歩いているような後ろ姿で入学し、やがて負けずに背負えるほどに育つ。詩人を驚かす「名台詞」も口にするようになる。背中の親友は、小さな喜怒哀楽を6年間、黙って見守ってくれる優しい存在だ

▼“皮背包”一词可说是点睛之笔。这是孩子成长道路上的伙伴。刚入学时看上去就像是皮背包在行走着似的背影,渐渐地成长为能够像模像样地背上它上学了。再后来令诗人惊讶的“名台词”也能随口而出了。后背上的密友体贴入微,6年来它默默地关注着所发生的小小的喜怒哀乐。

▼そんな「親友」が10個、前橋市の児童相談所に置かれたのは暮れのクリスマスだった。それを誘い水に、情けの泉がわき出すように、「タイガーマスク」の主人公を名乗る善意が広まっている

▼就在圣诞节这一天,同样的“密友”10个(皮背包)被送到了前桥市儿童福利院。在这一行为的带领下,情感源泉似奔流滚滚,以(漫画读本)“虎头面具”中主人公的名义作出的善举正在逐渐扩大。

▼最初の善意への共感が相次ぐのも、「ランドセル」が利いていよう。ぴかぴかのランドセル姿は、子どもが貧と富、幸と不幸で分け隔てされてはならないことの象徴だ。初代タイガーマスク氏の、ささやかだが、志ある一灯だったろう

▼由第一次善举所产生的共鸣也都认为(赠送)“皮背包”(的方式)行之有效。背着簇新锃亮皮背包的身影是一种象征,它决不以贫与富、幸福与不幸来区分孩子。第一个虎头面具的行为虽然微不足道,但它是一盏善意的明灯。

▼市井の善意とは異なるが、山形県庄内町を思い浮かべる。ランドセルを新入生全員に贈り続けていて、今年も187人が新品をもらう。「子どもたちが地域の宝だという思いを、町民みんなで分かち合うのです」は原田真樹町長の弁だ

▼这让我想到了发生在山形县庄内町的一起与此市井善意不同的善举。他们持续向全体新入学小学生赠送皮背包,光今年就有187人得到了新书包。当地的原田真树町长强调说,“我们每一个居民都拥有孩子是地区之宝的认识”。

▼一つ一つは小さな善意が、「社会で子を育てる」という脆(もろ)い理念を、確かな意識に高める力になればいい。人みな人の世の子。めぐる春、善意のランドセルをゆらす小さな背に幸いあれと願う。

▼一个个小小的善意如果能够将“全社会培育下一代”的脆弱理念提高到一个扎扎实实意识层面的话那该有多好。其实每一个人都是这人世间的孩子。我们希望在那春意盎然的季节里,晃动着善意皮背包的娇小背影中充满的都是幸福。

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