双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(176)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
「子供がかわいいだけでいいのは、小さい頃の、ほんの一瞬だけ。あとは、大きくなったら生意気は言うし、言うことは聞かなくなるし、面倒を起こすし、本当に大変よ。かわいいっていう気持ちの何倍も苦しいことがある。
もう嫌だ、いなければいいのにって思うことだってあるのよ。でもね、子供って時々、あぁ、この子を産んでよかったなっていうことをするのね。そう思えることがあるのよ。子育っては、その気持ちと大変なことの繰り返し」
日本に着いて、東京に着いた。オカンはムームー以外に自分のものはなにひとつ買っておらず、たくさんの人へのお土産だけで鞄が膨れている。オカンとブーブおばちゃんは、この機会にボクの家に寄って、しばらく泊まっていくことになった。今までの家ならともかく、方南町の家なら泊めることができる。
リムジンバスの中でずっとオカンが寿司を食べたいと言っていたので、家に着く前に方南町の商店街にある寿司屋に入った。
「ハワイはよかったねぇ」
少し日焼けしたオカンは満足気に言う。
「姉ちゃんが死ぬかもしれんちゅうて、みんなでハワイに行ったのにから、なんがね?一番ピンピンしとったやないね」
ボクも、オカンが病気をしていることを忘れかけていたほどだった。
「ここの穴子は大きいねぇ。すごい、一匹丸ごとやが」
オカンはなんでも大きいものに感動する傾向がある。
「オカン、ここが今、住んどる所」
小さな門を開いて玄関へ向かった。えのもとがドアを開いて「いらっしゃい」と言い、オカンたちがどうもどうもと入って行く時だった。
「あいたたたたぁ!!」
振り返ると、ブーブおばちゃんが石畳につまずいてひっくり返っていた。
「おばちゃん大丈夫?」
「あぁ、いたた。ハワイ疲れが出たごとあるねぇ」と照れ臭そうにおばちゃんは笑った。
「なんね?あんたの方がガタがきとるんやないかね」。オカンも笑った。
「足をくじいたみたいやねぇ」と言っていたおばちゃんだったが、次の日の朝、足首がパンパンに腫(は)れているので、ボクが自転車の荷台に座らせて近所の病院に連れて行くと、おもいっきり足首の骨が折れていることがわかった。
足首をギプスと包帯でぐるぐる巻きにされて帰って来たおばちゃんを見て、オカンは大笑いしていた。おかげで、オカンとおばちゃんは予定よりもかなり長く、東京に滞在することになった。
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