《伯爵与妖精》卷七第四章孤枕难眠的夜晚4.9
父が書斎(しょさい)にこもったのを確認し、夜遅く、リディアはそっと家を抜け出した。
莉迪雅确定父亲还在书房埋首工作后,趁着半夜偷偷溜出家门。
雪がちらちらと舞っている。吐(は)く息は白く、風は凍りそうなほど冷たい。けれど、こんな夜更(よふ)けにひとりで出かけるという大胆な気分で、リディアの頬(ほお)はほてっていた。
在雪花纷飞的寒冷日子里,就连呼出的气息都成了白色的雾气,夜风也仿佛要结冻般冰凉。即使如此,莉迪雅的双颊却带着嫣红,她对自己在夜半独自外出的大胆举动感到害羞。
辻馬車(つじばしゃ)をつかまえ、アシェンバート伯爵邸へと告げる。
她拦下一辆街头马车,请马车夫驾车前往艾歇尔巴顿伯爵宅邸。
馬車にゆられているうち、落ち着きを取り戻したリディアは、だんだん、何をしにエドガーのところへ行こうとしているのかわからなくなってきていた。
莉迪雅随着马车摇晃时才慢慢恢复冷静,越来越不明白自己为何要去找爱德格。
もう休むと父にうそを言ってまで、家を抜け出してきた。
她甚至欺骗父亲她要先睡,然后从家里偷偷溜出来。
そうして、エドガーが落ちこんでいないかどうか確認して、どうするつもりなのだろう。元気を出してとリディアが言ったって、どうにもならないではないか。
就算见到了爱德格、确认他是否心情低落又怎么样呢?即使莉迪雅劝他打起精神也于事无补吧。
それに、もしかすると今夜は屋敷にいないかもしれないし、ひょっとすると誰か知らない女の人がいたりしたら……。
更何况他今晚或许根本不在家,或者是有某个莉迪雅不认识的女性陪伴……
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