双语阅读:德国民间故事《吹笛子的男人》
ハーメルンの笛吹き男
(ドイツ民話)
ずっと昔のことです。ドイツのハーメルンという町では、鼠(ねずみ)がたくさん住み着いて、とても困っていました。
パンもチーズも野菜(やさい)もみんな鼠(ねずみ)にかじられます。
壁(かべ)は、穴(あな)だらけになり、屋根(やね)裏(うら)は鼠たちの巣(す)になって、一晩中鼠が走り回るので、夜も眠れません。
ハーメルンの市長(しちょう)さんは本当(ほんとう)に困ってしまいました。
猫も犬も鼠に殺(ころ)され、うっかりすると、人の赤(あか)ちゃんまでかまれてしまいます。
「このままでは、人の住めない町になってしまう。」
ある日、町に黄色(きいろ)と赤の縞模様(しまもよう)の服を着た、背(せ)の高い男がやってきました。
そして、市長さんに言いました。
「五千ギルダーくださったなら、鼠をみんな退治(たいじ)しますよ。」
市長さんは、喜んで言いました。
「もし、本当に鼠を全部退治してくれたら、五万ギルダー出してもいいぞ。」
市長さんがそう言うと、男は首から下げていた笛を吹きながら、町に出ていきました。
すると、笛の音に合わせて、家の中、壁の穴、庭(にわ)の隅(すみ)など、町のあらゆる場所(ばしょ)から鼠が出てきて、男の周りに集まりました。
男は、笛を吹きながら、ウィザー川に向(む)かいました。
鼠は、先を争(あらそ)って、男の後からついていきます。
そして、一匹(いっぴき)残(のこ)らず、川で溺(おぼ)れてしまいました。
鼠がいなくなった町では、もうお祭(まつ)り騒(さわ)ぎです。
隠(かく)しておいたチーズやソーセージをもち出し、お酒の樽(たる)を開けました。
そちこちで、ダンスが始まります。
笛吹き男は市長さんに言いました。
「では、約束(やくそく)のお金をください。」
ところが、市長さんは、急にお金が惜(お)しくなったのです。
「ねずみは勝手(かって)に川に入ったのさ。君の笛のおかげじゃない。」
笛吹き男は、静かに言いました。
「私は、約束(やくそく)を守(まも)らない人が大嫌(だいきら)いです。後悔(こうかい)しますよ。」
そして、また笛を吹き始めました。
今度は、町中の子供たちが集まってきました。そして、男のあとから踊(おど)りながらついていくのです。
男は険(けわ)しい岩山(いわやま)に行きました。
そして、ひときわ高く笛を吹くと、岩山にぽっかりと穴が開(あ)きました。
笛吹き男と子供たちがその穴に入ると、穴は塞(ふさ)がってしまいました。
町中(まちじゅう)の大人が集まりましたが、どうしてもその穴は開(ひら)かなかったのです。
笛吹き男と子供たちは、二度とハーメルンの町には戻(もど)りませんでした。
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