《伯爵与妖精》卷九第四章精灵女王4
「そうなんだ。亡くなった父親から、英国へ渡った親戚(しんせき)がいると聞かされていた。親族に会うために英国へ行きたかったけれど、私にはそれだけの資金もなく、途方(とほう)に暮れていたんだ。そんなときあの老人が現れて」
「是的。去世的家父曾告诉我有亲戚移民到英国。虽然我想到英国去寻找他们,但我没有那么多钱。走投无路的时候,有个老人出现了」
「老人?」
「老人?」
「私を養子にして、この国へ連れてきてくれた。そればかりか、セイロンの故国を、ハディーヤという土地を取り戻してくれると……。裏社会の大きな組織を牛耳っているアメリカ人だとも聞いたけれど、王族の血筋だとかで、プリンスと呼ばれていた」
「他把我收为养子,带到了这个国家。不仅如此,还要帮我取回锡兰的祖国,名为哈迪雅的那片土地……。听说他是规模很大的黑社会组织的首领,虽然是美国人,却拥有王室的血统,被人称作王子。」
リディアは、ロンドンブリッジでのことを思い出し、ぞくりとした。
莉迪雅想起了在伦敦桥上发生的事,不禁打了个寒战。
あれは本物のプリンスではなかったけれど、本物はすでに身近にいたのだと思うと恐ろしい。
那并不是真正的王子,但一想到本尊已经近在咫尺,就觉得不寒而栗。
「王にはなれなくても、地主になることはできる。先祖代々の土地を取り戻せる。今は英国人が所有している鉱山(こうざん)があるんだ。それを買い取れば民の生計も立てられる。プリンスに協力するならと言われて承諾(しょうだく)した。一族の宝物だという、緑色の石をあずけることが条件だった」
「即使做不成国王,也能成为领主,取回祖先世世代代生活的土地。如今那里还有英国人经营的矿山,如果能把它买下来,人民的生计问题也就解决了。如果我协助王子,他就同意帮我,条件是把作为我族的宝物的绿色石头交给他。」
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