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双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(303)

时间:2012-10-26 11:17:03  来源:可可日语  作者:ookami

    东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。

人に迷惑をかけよるし、嫌われとることもあるらしい。まだ、どうにもなっとらん。そっちに行っても心配かけさせよるね。

オトンは去年、オカンとおんなじ胃ガンになって手術したんよ。胃を半分以上取ってしもうたけん、一膳の飯も食えんようになってからえらい痩せてしもうとる。でも、それで治ったみたいや。なんとか元気にしとる。

ホセは結婚して、藤川のところは子供が生まれたよ。そして、パンは死んでしもうた。オカンの一周忌のすぐ後に、朝見たら死んどった。ペットの葬場で火葬してもろうて、住職がお経をあげてくれたよ。もう、そっちに行ってとるやろ?

今は犬を飼うとる。黒い犬や。人なつっこいでから、オカンがおったら毎日抱いて散歩に連れて行くやろうね。

前野君が山で掘ってきた筍(たけの、たかうな)を送ってきてくれたよ。オカンがおったらおいしく炊くやろうねぇ。近所の御飯屋さんにお裾分けしよる。

母子家庭やったけん、子供の頃は、おまえマザコンやろうち言われるのが好かんでからオカンの話を人にようせんかったんよ。

でも、なんで大切な人のことを想うていかんのやろうか?なんで好きな人のことを話して、気持ち悪いとか言われんといけんのやろうか。今でもようわからん。そげんことを気にしとってから、オカンに優しいことも言うてやれんかったかもしれん。

オカンの服はずっと取っとったんやけど、冬物は新潟(にいがた)、夏物はスマトラ、地震の被災地にみんな送ったよ。それでよかったやろ。そっから見てん。インド人のおばあさんがオカンのTシャツ着とるかもしれんよ。

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