《伯爵与妖精》卷十一第四章不怀好意的嫉妒9
「あなたのほうが、あたしに失望したんじゃない?」
「不是你对我感到失望吗?」
ずっと、それを不安に思い続けている。
她一直因此感到不安。
「あたしには何もないわ。あなたの婚約者でなければ、何もない。ここへ来てそれがよくわかったの」
「我身上什么都没有,如果我不是你的未婚妻,根本就一无所有。到了这里之后,我清楚明白了这点。」
もともと庶民(しょみん)のリディアだから、誰も小間使いだと疑わない。ルシンダがエドガーの婚約者だと言いふらしたことはみんなが信じたようだけれど、リディアがそうだなんて信じないだろう。
因为莉迪雅本来就是平民,所以任谁都认为她是侍女。露辛达假称自己是爱德格的未婚妻,而大家也都相信了她,但他们应该不会相信莉迪雅是爱德格的未婚妻。
エドガーの期待どおり、社交界に入っていける花嫁(はなよめ)にはなれそうにない。
她无法照爱德格的期望,成为一名进得了社交界的新娘。
「僕にだって何もないよ。きみの婚約者だというほかにはね。名前も伯爵位(はくしゃくい)もうそだ。でも、きみだけは何もない僕をささえてくれるから、かけがえのない人だと思ったんだ」
「我也是一无所有,除了身为你的未婚夫之外,我什么都没有,不管姓名与伯爵爵位都是假的。可是,正因为只有你愿意支持着一无所有的我,我才认为你是无可取代的人。」
うれしいのに、どうして素直によろこべないのだろう。
我明明很高兴,但为何无法老实表现出来呢?
たぶんリディアは、何よりも自分に失望していた。がんばろうと思ったのに、すべてに空回(からまわ)りしている自分に。
比起任何人,莉迪雅最失望的大概就是她自己。她对那个虽然想要努力,到头来却全是做白工的自己感到失望。
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