中日对照"天声人语":网络信息下的隐私
便利だなと思っていたが、時には災厄をもたらすものでもあった。インターネット検索大手「グーグル」の予測表示機能である。ある単語を入力すると、関連する言葉が勝手に現れる。飲食店の名前なら、銀座、赤坂などと所在地を示したりする
我们觉得便利的东西有时也会招致灾难。互联网搜索巨头谷歌的联想输入功能便是如此。只要输入某个单词,相关词语就会随之出现。比如输入饮食店名称,就会显示出银座、赤坂等所在地。
▼ある男性の場合、その名前を入れると犯罪がらみの言葉が併せて表示される事態になった。あたかも男性がその犯罪にかかわったかのような中傷記事が検索にひっかかり、容易に読まれてしまう
▼例如要查询某一男性,而这位男子则在输入其名字后,显示出了与犯罪有关的词语。在搜索中,人们很容易地就能读到这名男子似乎真的与该案有牵连的中伤报道。
▼これは男性への名誉毀損(きそん)である。東京地裁は一昨日の判決でそう認め、グーグルに表示の差し止めを命じた。男性の代理人の富田寛之弁護士は「表示は自動的、機械的にされるものだが、グーグルにも責任があると認めた点で画期的」と評価する
▼这是对男性名誉的诋毁。东京地方法院前天在判决中认可了这一观点,命令谷歌停止联想显示功能。该男性代理人富田宽之律师评价说:“虽然显示被认为是自动、机械的,但认可谷歌方面也有责任,这一点是有划时代意义的。”
▼自分についての情報がネット上で独り歩きしてしまうことの怖さを如実に示す例である。自分の情報は自分でコントロールすることができなければならない。それは現代のような高度情報化社会には欠かせない「新しい人権」だろう
▼这一例子如实的显示了自己的信息在网上穿行的可怕。自己的信息必须由自己控制。这是在现代高度信息化社会中所不可欠缺的“新人权”。
▼欧州では「忘れられる権利」というものが唱えられている。ネットに一度公開された不本意な情報を、後から削除させる権利である。買い物をはじめとするネット上の行動履歴を、業者に追跡されることを拒む権利も議論されている
▼在欧洲,正在提倡一种“被遗忘权利”,即在网络上公开的并非出于本意的一次性信息,之后须予以删除的权利。拒绝以购物为首的网上行为历史被行业人士追踪的权利也是讨论的一个内容。
▼いま個人情報を電脳空間にさらさずに暮らすことは難しい。それでも選択の余地はある。例えばポイントカードはただお得なのではない。履歴が残る。そう知った上での選択がある。
▼如今很难在不把个人信息暴露在电脑里的情况下生存。但是仍有选择的余地。比如积分卡并不给人带来实惠,它会留下消费记录。在知道这些的基础上再做选择。
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