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中日对照"天声人语":悠哉的长假旅行

时间:2013-05-03 17:36:02  来源:沪江日语  作者:dodofly 收藏  [网页划词已启用]

あさっては早世の詩人、中原中也の生まれた日である。名詩があまたある中で、妙に心に残るのは詩集「在りし日の歌」にある「月」の書き出しだ。〈今宵(こよい)月は●荷(みょうが、●はくさかんむりに襄)を食ひ過ぎてゐる……〉。この月はいつの月だろうと、思いめぐらしたことがある

▼后天就是英年早逝的诗人中原中也的诞辰日。在他的众多名作中,诗集《往歌》中这首《月》的开头令我难以忘怀:“今夜月儿沉甸甸,好似野姜吃撑了。”我常常在想,这里的月亮是什么时候的呢?

ミョウガだから夏だろうか。でも、この物憂(ものう)さは春ではないか。潤むような夜に昇った、どこか重たげな月――。若い日に読んだ懐かしい詩句を、ゆうべが春の満月だと知って胸に浮かべた

▼提到野姜应该是夏季吧。但这个懒洋洋的场景却又像是在春天。月亮在朦胧的夜晚升起,感觉有点儿沉重——当我意识到昨夜是春天的满月时,脑海中便浮现出年轻时读到的这句充满怀念的诗。

春の月を詠んだ名句もあまただが、一句を引くなら一茶の〈春の月さはらば雫(しずく)たりぬべし〉か。満月であろう。指で触れれば雫がしたたるようだと。刃物を思わせた冬の冴(さ)えから、にじむような肉感を身にまとって、春の月は夜に浮かぶ

▼虽然吟咏春月的名句数不胜数,但若要举出一句,我想大概是一茶的这首“春月欲滴无限美,轻触温润手沾湿。”指的应该是满月。描绘的是月亮指尖轻触欲滴的样子。冬日的月亮如刀刃般凛冽,而夜空中的春月,却周身充满朦胧的肉感。

「季節のことば36選」というものを、おととい日本気象協会が発表した。公募で集まった約1600の言葉から選んだといい、賛否を交えて話題を呼びそうだ。「おぼろ月」も入った。湿潤が輪郭をぼやかす図に、人は春を感じるらしい

▼前天日本气象协会发布了《季节词语36选》。这是从公开征集的约1600个词语中选出的,褒贬不一并引发讨论。连“朦胧月”都入选了。湿润的水汽将月亮的轮廓化开来,给人以春天的感觉。

そして始まったゴールデンウイークは、立夏と重なり季節を回す。といっても列島は長い。梅、桃、桜などの開花前線はようやく津軽海峡を越えていく。暖地では順に咲く花が北国では一斉に開き、天下の春を集めたような百花繚乱(ひゃっかりょうらん)となる

▼而已经开始黄金周恰逢立夏,推动季节变换。可列岛狭长,梅花桃花樱花的开花前线才即将要渡过津轻海峡。在温暖地区次第开放的花,在北国同时盛开,那百花缭乱的景象仿佛汇集了天下春色。

連休の旅は、夏を迎えに南へ行くか、春を追って北へ向かうか。もちろん帰郷も悪くない。〈これが私の故里(ふるさと)だ/さやかに風も吹いてゐる〉。中也の詩に、そんな一節があったっけ。

长假旅行是去南方迎接夏天?还是往北方追寻春天?当然回乡也不赖。中也的诗里有这么一段:“此乃吾故里/清风依旧吹”。

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