ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、追加金融緩和策の発表や中間選挙の結果を受け今年の最高値を更新し、２年１か月ぶりの高値水準となりました。

　３日のニューヨーク株式市場は、ＦＲＢ＝連邦準備制度理事会が決定した追加の金融緩和策が市場の予想をやや上回る規模だったことが好感され、発表後から次第に買いが優勢となりました。

　また、前日に行われた中間選挙で「企業寄り」とされる共和党が大勝したことも相場を下支えし、終値は前の日より２６ドル４１セント高い、１万１２１５ドル１３セントで取引を終えました。

　これは終値ベースでの今年の最高値を更新し、２００８年９月１９日以来、およそ２年１か月ぶりの高値水準です。

　金融緩和策の評価をめぐってやや乱高下しましたが、市場関係者は「市場の予想通りだったのではないか」と述べています。（04日07:09）