東京都、乳児がいる家庭に水２４万本配布へ
　東京都の水道水から乳児向けの飲用基準を超える放射性物質が検出された問題で、東京都は２３日、乳児のいる家庭にミネラルウオーター計２４万本を２４日から配ると発表した。
　葛飾区の金町浄水場で２２日に採取された水道水からは、国が定めた乳児向け飲用基準の２倍以上にあたる放射性物質が検出されている。そのため、東京都は、２３区と武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市で、乳児に水道水を飲ませないよう呼びかけた。
　その上で、対象地域に住む１歳未満の乳児約８万人のいる家庭を対象に、乳児一人につき５５０ミリリットルのミネラルウオーター３本、計２４万本を提供すると発表した。東京都が災害対策用に備蓄していたもので、２４日午前中に配送を始める。各家庭への配り方については、自治体ごとに決める。