菅首相は１７日夜、首相官邸の被災者生活支援の態勢を強化するため、前官房長官だった民主党・仙谷代表代行を官房副長官に起用した。仙谷氏は被災地に燃料や食料などが行き渡っていない現状を踏まえ、まずは物流の改善を図る考えを示した。

　仙谷氏「被災者の方々、ご家族の方々、皆さん本当に辛い思いをしながら頑張っていらっしゃるんでね、また少しでも希望の光が見えるような何かできたらなと」

　官房副長官となった仙谷氏は早速、政府の被災者生活支援特別対策本部の副本部長に就任した。今回の人事は福島第１原子力発電所の事故対応に追われる枝野官房長官の負担を軽くするとともに、被災者の生活支援を強化する狙いがある。