英王子の結婚式を前に、披露宴の準備進む
　来月２９日に行われるイギリス・ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式を前に、披露宴の準備が進められるバッキンガム宮殿の内部が公開された。
　ウィリアム王子とケイトさんは、ロンドンのウェストミンスター寺院で結婚式を挙げた後、バッキンガム宮殿までパレードする。その後、宮殿では６００人を招いての女王主催のレセプションと、ごく親しい３００人を招いてのチャールズ皇太子主催の夜のレセプションが行われる。ケイトさんが「ロイヤル・ファミリー」の一員として初めて迎えるパーティーとなる。
　壁にかかっているレンブラントなどの名画は、この「特別な日」のために、宮殿のコレクションの中から厳選したものに掛け替えられる。スタッフも、入念なチェックを重ねながら準備を進めている。
　バッキンガム宮殿のシェフ・フラナガンさんは「特別なことはせず、いつも通り最高のイギリスの味をふるまいます」と話すが、結婚式の１週間前から連休が続き、当日も記念日として「祝日」となって市場などが休みになるため、食材の入手が大きな課題となっていた。フラナガンさんは「食材調達チームとも話し合ったので、無事手配できると思います」と話している。
　来月２９日に迫ったロイヤル・カップルの晴れの舞台。宮殿スタッフは毎日、目の回るような忙しさの中、準備を進めている。