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    汚染水浄化し海に放出計画、当面は断念

　東京電力は、福島第一原発の今後の作業の進め方についての報告書を取りまとめ、原子力安全・保安院に提出しました。

　この中で、当初計画されていた、汚染水を浄化して海に放出する計画については、「安易な放出は行わない」として、当面見送る方針を示しました。漁業団体などからの強い反発を受けたためで、当面は、汚染水増加の原因となっている地下水の流入を止める措置をとるほか、汚染水をためるタンクを増設するなどの対策をとるとしています。

　ただ、漁業団体などに対する説明は引き続き行うとしていて、将来的な放出の可能性については否定しませんでした。（15日21:16）

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