韓国·朴大統領「日本は歴史を直視しなければならない」

「日本が私たちとパートナーになり、２１世紀の東アジア時代を共に導いていくためには、歴史を正しく直視し責任を負う姿勢を持たなければなりません」（韓国 朴槿恵大統領）

　日本による植民地支配下の朝鮮半島で１９１９年に起きた「３·１独立運動」を記念する式典が１日、韓国のソウルで開かれ、朴槿恵大統領は日韓関係についてこのように述べました。さらに日本政府について、「積極的な変化と責任ある行動をとらなければならない」との考えを示しましたが、竹島問題と慰安婦問題についての直接的な表現はありませんでした。

　また、北朝鮮については「核開発と挑発で得るものはなく、孤立と苦痛だけが大きくなる」と述べ、核の放棄を改めて求めました。

　「日本製品は売らない、と書かれています。韓国ではステッカーなどを商店に貼って竹島問題に抗議する運動が始まっています」（記者）

　韓国では、日本の「竹島の日」の式典に抗議し、不買運動が始まりました。およそ２００万店舗が参加するとのことですが、大手紙「中央日報」は「愛国心を利用した販売戦略は危険だ」とするなど、自制を求める動きも出ています。

　「非常に残念なことだと思います。こういったこと（不買運動）はあってはならないんで」（経団連 米倉弘昌会長）

　こうした不買運動について経団連の米倉会長は、このように遺憾の意を示しました。その上で、米倉氏は「いろいろと両国間の国民感情にも影響を及ぼす」と懸念。韓国政府に対して「不買運動を抑えるような形で取り組んでほしい」と注文を付けています。

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