東京都知事選　石原慎太郎氏が４回目の当選

　統一地方選挙の前半戦は、１２の知事選などの投開票が１０日に行われ、与野党対決では民主党が惨敗した。東京都知事選は現職・石原慎太郎氏（７８）が４回目の当選を決めた。
　当選した石原氏は、震災の復興に全力を注ごうと呼びかけ、防災都市機能を高めて安心して暮らせる社会をつくりたいと話した。
　与野党対決となった北海道知事選は、自民党・公明党の推薦を受けた現職・高橋はるみ氏（５７）が２期８年の実績と知名度を生かし、民主党などが推薦した新人候補らを破って、３選を決めた。
　また、同じく与野党対決となった三重県知事選では、自民党とみんなの党が推薦する鈴木英敬氏が、民主党が推薦する候補と競り合ったが、鈴木氏が当選した。鈴木氏は３６歳で、全国で最年少の知事が誕生する。
　大阪府では橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が府議会で過半数の議席を確保、大阪市議会と堺市議会でも第１党になった。