米南部で１５０以上の竜巻　２４９人死亡

　アメリカ南部で２７日、１５０以上の竜巻が発生し、アラバマ州を中心に約２５０人が死亡した。

　竜巻が起きたのはアメリカ南部の少なくとも５つの州で、１日で１５０以上の竜巻が発生した。最も被害が大きいアラバマ州では一部の地域が壊滅状態となり、前日からの暴風雨の被害も含めて、１６２人が死亡、周辺のテネシー州なども合わせると、これまでに２４９人の死亡が確認されている。

　また、この竜巻の影響で送電線が損傷したため、アラバマ州にある原子力発電所で原子炉３基が停止しているが、現在は安全な状態だという。

　事態を受けてアメリカ・オバマ大統領はアラバマ州に非常事態宣言を出すともに、２９日に自ら現地入りするなど対応を急ぐ方針。

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