感謝の気持ちでいっぱい…被災者からの声

　東日本大震災の被災地では、多くの人たちが避難所などで今も厳しい生活を余儀なくされている。被災者に「いま、つたえたいこと。」を聞いた。

　◆宮城・亘理町の中央児童センターより
　・菅野由香理さん（３０）「地震に対しては、余震や津波に対する恐怖感がまだすごいあって、子供もいるので、子供の精神的な面も心配ですし、大人たちも精神的に不安定なまま生活が続いてるので、今後の生活の不安はたくさんあります。これから、少しでも早く復旧して落ち着いた生活を早くできるようになれば良いなと思っています」

　◆宮城・名取市閖上７丁目より
　・引地たえ子さん（６０）「私は昭和６０年にここに嫁ぎました。（家を）新築したのは平成９年、お父さんが一生かかって立派な家を造ってくれたんですけど、あっという間に地震と津波で、一瞬のうちに崩壊になりましたね。お父さん、１月２２日に肺ガンで亡くなったんですね。四十九日が３月１１日だったんですね。なんか因縁めいたものを感じています。みんなが本当に一人一人手をつながないと、みんな『自分だけが自分だけが』じゃなくて、みんな一人一人手をつながないと、絶対にこれは乗り越えられないと思うんですね」

　◆宮城・気仙沼市の気仙沼小学校より
　・小野寺大介さん（３７）「全国の方に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも気仙沼、頑張ります」