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  シリアのアサド大統領は今年３月以降、相次いで発生している反政府デモに対し武力弾圧を続けていて、国連によりますと、死者はこれまでに３５００人を超えています。

　こうした中、アラブ諸国でつくる「アラブ連盟」は今月１６日、１９日までに弾圧を止めない場合、経済制裁に踏み切ると警告していましたが、アサド大統領は１９日、イギリスの新聞「サンデー・タイムズ」のインタビューで、「外国からの圧力には屈しない」と語り弾圧を続ける考えを示しました。

　さらにアサド大統領は、「反政府勢力によって８００人の兵士や警察官が殺害された」としたうえで、「彼らの好き放題にはさせない。過激派と闘い一般市民を守ることは我々の義務だ」と述べて、弾圧は正当だと主張しています。これを受けて、アラブ連盟は今月２４日に外相会合を開くと発表、経済制裁の実施などについて協議するとみられます。（21日03:02）

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