さっぽろ雪まつり開幕

　今年で６４回目を迎えたさっぽろ雪まつり、舞台は大通公園です。今日（５日）の札幌の最高気温は氷点下４度と、平年よりも低い気温となっています。凍えるような寒さの中ですが、午前１０時すぎに始まった会場はすでに真っすぐ歩けないほどの混雑ぶりで、多くの観光客でにぎわっています。

　１９世紀に建てられたタイの寺院「ワット·ベンチャマボピット」の大雪像。この寺院は別名「大理石寺院」とも呼ばれ、真っ白な大理石の壁が特徴です。大雪像ではその美しさを同じ真っ白な雪で再現しました。窓や装飾など細かな部分も全て雪でできています。大きさは高さ１５メートル、横幅２６メートルで、実物とほぼ同じ大きさとなっています。

　さらに今年は、さっぽろ雪まつり初のプロジェクターを使った試みにも注目です。雪像に次々と浮かび上がる不思議な映像。「プロジェクション·マッピング」という技術で凹凸のある雪像の壁に立体的な映像を映し出します。

　この他にも伊勢神宮と神話の世界を表現した大雪像や、この春、建て替え工事が終わる歌舞伎座が一足早く雪像で登場しました。個性あふれる雪と氷の雪像は大小あわせて１３４基あります。会場には子どもたちに大人気のすべり台があるほか、屋台では北海道グルメをたっぷりと満喫することもできます。

　さっぽろ雪まつりは１１日までの開催です。

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