中日对照:美丽家园 秋意正浓
【原文】
草冠(くさかんむり)に「秋」と書くほどだから今の季節を代表する花に違いない。先の小紙俳壇に高槻市の会田仁子さんの〈萩白し風の中より切つて来し〉が選ばれていた。同じ感覚の人がおられるのだなと思った。萩は透き通った秋風に吹かれる姿がいい
「おいでおいで」をするススキもそうだが、萩にも風がよく似合う。どちらも、風のないときも風を誘って揺れているような趣がある。秋に降る雨を「萩散らし」とも呼ぶそうだ。一両日の雨ですっかり花がこぼれた枝もあろう。天に地に、猛暑の日々が遠ざかる
たけなわの秋を待ちかねて、先日、北へ旅して岩手の早池峰山(はやちねさん)に登った。紅葉は、2千メートルに近い山の半ばまで下りていた。「今年はいま一つ」と土地の人は気の毒がったが、どうしてなかなかの眼福を得た。咲き残りの高山植物が岩の陰で風にふるえている
〈この山巓(さんてん)の岩組を/雲がきれぎれ叫んで飛べば/露はひかってこぼれ/釣鐘人蔘(ブリューベル)のいちいちの鐘もふるへる〉。この地に生きた宮沢賢治の詩「早池峰山巓」の一節だ。小さいものに向く眼差(まなざ)しは、いつもながらに優しい
装う木々をくぐって、山の斜面を細い流れが下っていた。〈松風の音のみならず石走(いわばし)る水にも秋はありけるものを〉と詠んだのは西行法師だった。「水声(すいせい)に秋あり」という。歌聖をまねて凡人も、流れにしばし耳を傾けた
日本の紅葉が見事なのは多彩な樹種のゆえだという。濃淡さまざまな色が混然となって、錦の刺繍(ししゅう)を織り上げる。多様性の奏でる交響曲に耳を澄ましたい、美(うま)し国の秋である。
【译文】
正如草字头下一个“秋”字所书写的那样,这无疑是代表目前季节的一种花草。前不久高槻市的会田仁子女有一首俳句当选敝报俳坛,<萩蒿茎高大,入秋叶片白,微风拂面日,剪枝回家来>。同样感受的还真大有人在,萩蒿在凉爽秋风的吹拂下更显婆娑婀娜。
“来吧,来吧”就像是对你招手的芦花也和萩蒿一样,与风十分般配。两者都有一种情趣,即便是在没有风的情况下也会轻轻摇摆,像是在邀请风的到来。秋季的降雨也被称为“摧萩”,仅仅一两天的雨水恐怕有些枝条上的花便落得干干净净了。酷暑的日子正远离天地而去。。
等不得深秋的到来,日前踏上了北旅之路,登上了岩手县的早池峰山。红叶已经下降到了近2千米的半山腰。当地人深表同情地说:“今年(的红叶)还须等些时日”,可我反而觉得是大饱了眼福。高山植物的残花正在岩石的背阴处迎风摇曳。
<此山巅峰岩石群/断断续续飞来云/闪光点点是晨露/沙参吊钟摆不停>,这是生活在当地的诗人宫泽贤治创作的诗歌“早池峰山巅”中的一段。注视着细微事物的目光总是那么的亲善随和。
穿过装点山岩的树木,细细的溪流顺着山体斜坡潺潺而下。<不尽松涛阵阵起,岩下溪流清如洗,秋风秋云秋草木,秋意也在溪水里>,这是西行法师吟诵的一首和歌,说的是“水声知秋”。模仿歌圣的凡人也时不时地侧耳聆听流水的声音。
据说,日本的红叶特别美的原因在于拥有丰富多彩的树种,浓淡各异的色彩浑然一体,如同织出的一幅锦缎。真想洗耳恭听这多样性演奏的美丽家园深秋交响曲。
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