美国总统就职演说日文版系列:第7篇
今日、われわれは地球上での平和のための過去の祈りより熱心な祈りの言葉を口に出すわけではない。しかしながら歴史は平和が実現していないことを示している。そればかりか自由も十分ではない、ただ善意があるだけである。世界には、われわれの人間の尊厳や自由の理想を貶める人々もいるだろう。ある国、ソ連は人類の歴史上かつてないほど強大な軍隊を組織してきて、恐ろしい攻撃用武器の武器庫を作ってきた。
われわれは防衛能力を高める努力をしてきた。しかしするべきことは、まだたくさんある。アメリカが自由、安全、平和を守るために責任を果たすだろうことを、われわれは浮き足だってはならないし、ましてや他の国に疑われるようなことがあってはならない。
国防の費用を削減するためには、安全で妥当な方法がたった一つだけある。それは、国防の必要性を減らすための方法でもある。それは、ソ連と交渉をもつようにすることである。われわれは核兵器のさらなる増加に上限を設ける話し合いをするだけではない。その代わりに、われわれはその数を減らそうとしている。われわれはいつの日か、地球上から核兵器を全廃しようとしている。
さて、何十年も、われわれとソ連は相互に確実に破壊をもたらす恐怖の下で暮らしてきた。もし片方が核兵器に訴えるようなことがあれば、もう片方は始めた側に報復し、破壊しつくすことだろう。もし片方がわれわれ何千万人を殺すと脅すなら、われわれの唯一の頼みの綱は相手の何千万人を殺すと脅すことであると信じるのに論理やモラルがあるだろうか?
私は、もしできるなら、核ミサイルが標的に達する前に破壊する防御シールドを見出す調査プログラムを認めてきた。それで人が死ぬことはない、それは兵器を破壊するだろう。それは宇宙を軍備するわけではない、それは地球の兵器庫の軍備を解くだろう。それは核兵器を無力にするだろう。われわれは、世界を核の破壊の脅威から自由にする方法で合意できる希望をもちながら、ソビエトと相対することができる。
アメリカは自由の一番信頼できる友人でなければならない、なぜなら自由はわれわれの一番の味方であるから。
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