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【双语阅读】【恋空】第五十七回

时间:2011-07-04 22:21:07  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?

请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】


最後の高校生活は早いものでもう夏休み。 夏は海に行ける
大好きな季節

楽しい夏休み が始まる。

じりじりと照り付ける太陽に熱い砂浜。

優しい波の音に みんなの騒ぎ声。

夏休みに入り、 いつものメンバーで海に来た。

クリスマスパーティー以来、 週に一回はこのメンバーで集まっている。

優もケンちゃんも車を持っているから、 遊びに行ける行動範囲がかなり広いのだ。

砂浜に大きいビニールシートを引き、 キャミソールを脱ぎあらかじめ中に着てい た水玉模様の水着で海に向かって走る。

蒸し暑い空気に 冷たい水が心地良い。

金髪の色黒で背が高い人がいると、 つい振り返ってしまう自分…。

海にそんな人なんてたくさんいるのに。 あの人がいるはずないのにね。 バカみたい。

夕日が沈む瞬間を、 海から見るのが好きだった。

人がいなくなり波の音だけが静かに鳴り響 くなかでゆっくりと沈む夕日。

今日もまた楽しい一日が終わった!!
…と充実感を得ることができる。

夕日が沈む瞬間を見るために
夕方まで遊んだりした。

夏休みはほぼ毎日海で過ごしたため、 肌が焼け水着の跡がくっきりと残ってい る。

ヒリヒリとした肌の痛みがとれないまま 高校生活最後の夏休みは終わった。

━高校三年生 2 学期 九月後半

夏と秋の ちょうど真ん中あたり。

少しだけ 肌寒くなってきた風。

夏休みに日焼けした肌も次第にもとの色に 戻ってきた。

この日も学校で授業を終え、 アヤと一緒に玄関を出たその時…

「あの白い車、優さんじゃない!?」 アヤがおもむろに校門の前に止まっていた白
い車を指さす。

スモークガラス、 車体が低く音がうるさいのが特徴のあの 車。
多分…いや絶対に優だ。

白い車は二人に向かってクラクションを 二回鳴らす。

疑問は確かなものへと変わった。

「やっぱり行こう!」 アヤと美嘉がその車のほうへ走り寄ると、
助手席の窓が開いた。

「よ~遊ぼうぜ!」

窓から顔を覗かせる ?ンちゃん。

それと同時に優が運転席から降り、 ポケットから出した煙草に火を着けた。

「制服初めて見たわ。お兄さん悪いことし てる気分やし!」

優は煙草をくわえたまま後ろのドアを開 け、 美嘉とアヤはそのまま車に乗り込んだ。

煙草の火を消し 車へと戻る優。
「いきなり来てビックリしたやろ?」 優からの問い掛けに興奮気味に答える美
嘉。

「超びっくりした!!」

「つーか何する?」

?ンちゃんは CD を入れながら再生ボタンを 押す。

「?ンちゃんか優さんの家に行きたい~」 アヤが助手席の椅子を両手で揺らした。
「俺んち実家だしな~」

?ンちゃんは助けを求めて優の顔を見る。
「俺一人暮らしやし、来てええよ!」 意見は一致して、
優の家へ向かうことになった。

車がとまった場所は 茶色い九階建てのマンション。

大学生の一人暮らしって木造で虫が出そう なボロボロのアパートを想像していたの に…。

車を降りてエレベータに乗り部屋へと向か い、
到着したのは七階の部屋だ。

「勝手に入っとって。俺飲み物とか買うて 来るから!」

優はそう言い残し部屋を出て行った。
「おじゃましま~す!」 広いワンルーム。
七階なだけあって見晴らしの良い景色。 大きくて低いベッドに、テレビや MD コン ポ。

コンクリートの壁にはギターが立て掛けて あり、洋楽の楽譜が貼ってあって床のとこ ろどころに服が散らばっている。

オシャレでいかにも
“年上の男の部屋”と言う感じだ。

「ね。優さんいないことだしアレ探さな い?アレ!」

いたずらっ子のような顔で呟くアヤ。

「うん!!」

アヤの言葉を すぐに理解した。

アヤの言うアレとは…

“Hな本やビデオ”

普通男の部屋には必ず一つはあるはずじゃ ん!!きっとあるよ。

ベッドの下や本棚などをくまなく探したが いっこうに見つかる気配はない。
「「無いぃ~…」」 二人が肩を落としながら残念そうにしてる
と、 ?ンちゃんは笑いながら言った。

「あいつそーゆーのにあんまり興味ないか ら無いと思うぞ~」

ちょうどその時玄関のドアが開く音が聞こ え、 美嘉とアヤは何事もなかったように正座をす る。

両手にビニール袋を持つ優は何か怪しげな 雰囲気に気付いた様子。

「なんで正座しとんねん!もしかして俺の 悪口でも言っとったかぁ?」

美嘉とアヤは 顔を見合わせて微笑む。

「まっさかぁ!今優さんのこと誉めてたん で~す。ね、美嘉!」

「そうそう優さんていい男だよね~って言 ってたんだもーんアハハ」

二人の行動を知ってる?ンちゃんは笑ってい る。

「ほんまか?確実に嘘やろ!まぁえーか!」
「お酒買って来たんですか~?さっそく飲 みましょう」

アヤが話を変えてお酒を手に取り、 一人一缶を持って乾杯をした。

アヤと優は飲む飲む。

もともとお酒が弱い美嘉はちびちびと飲ん だ。

こんな時、 お酒が弱い自分をほんの少し恨んでしま う。

?ンちゃんも意外と弱いらしく、 飲み始めてからすぐに顔を真っ赤にしてい た。

四人のテンションが 最高潮になる。

「ってか~みんな未成年なのにお酒なんて 飲んだらいけないの~っ」

ほろ酔い気味の美嘉。

「俺もう 20 歳らよ~!」 ?ンちゃんはかなり酔っているみたいで、
ろれつが回っていない。
「あたしも~まだ~未成年~」 お酒の強いアヤも、
6 缶も飲めば酔ってしまったみたいだ。
「俺やってもう二十歳になったで!」 優はまだまだ
余裕がある。

「ってかぁ~告白されるならどんなシチュ エーションがいい~!?」

アヤが?ンちゃんの肩にもたれかかって聞い た。

「俺はぁ~呼び出しとかされたら嬉しいか もな~~優は~?」
「俺?俺はやっぱ直球がええな~!」 二人とも
意外とまじめな答え。
「じゃあ~美嘉は?!」 アヤから突然話しをふられまさか自分に回っ
て来るとは思わず何も考えていなかった美 嘉は、 思いついたことを適当に言うことにした。

「んとね~プレゼントにたくさんのかすみ 草を貰った後、大きい声で叫んで告白され た~い!!」

かすみ草は大好きな花。 でも大きい声で叫んで告白されたいって…
それは言い過ぎたかなぁ。
そんな告白する人はなかなかいないよね。 言ってしまってから後悔…しかし後の祭り
だ。

「なんでかすみ草!?」 ?ンちゃんの問いに美嘉は立ち上がって答え
る。
「だってかすみ草ってかわいいじゃんっ
白くて小さく!!これっくらい欲しい~!!」

大袈裟に 両手で丸を作った。

「え~そんな告白する人なんて絶対ナルシ ストだよぉ!あたしはパス!」

両手でバツを作るアヤ。

「男が花屋で花束買うってなかなか恥ずか しいもんやで。な??ン。」

?ンちゃんに 同意を求める優。
「シャイな俺には到底無理だな~!」 予想通り
ブーイングの嵐だ。

でもいいんだ~。 思いついたことを適当に言っただけだも
ん。

しばらく飲み続け、 カクテルを一気飲みした瞬間に意識を無く した。

意識を無くすまで飲んだのは今日が初め て。
嫌な初体験…。

頭がくらくらして、 目の前は真っ白だ。

 

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