地震発生に伴う津波注意報は解除されました。１１日午前９時２１分ごろ、北海道で最大震度５弱の強い地震がありました。一時、津波注意報が発表され、沿岸では１０センチから２０センチの津波が観測されました。

　「地震ですよね？」「揺れてる、揺れてる」（北海道帯広市でのイベントの参加者）

　震度４を観測した北海道帯広市では、自転車レース「ツール・ド・北海道」のスタート会場でも揺れを感じました。

　１１日午前９時２１分ごろ、北海道十勝沖でマグニチュード７．０の地震があり、北海道新冠町、新ひだか町などで震度５弱を観測しました。

　「横揺れの大きな揺れですね。ゆっくり前後左右に揺れるような」（新ひだか町総務課・森政人主査）

　「陸のプレートと太平洋プレートの境界で発生した海溝型の地震です。２、３日くらいは震度４程度の余震があるかもしれないということで、念のため注意をしていただければというふうに思っております」（気象庁の会見・１１日午前１０時半）

　北海道警によりますと、地震による被害の報告は今のところ入っていません。この地震で、北海道、青森県、岩手県の太平洋沿岸に発表された津波注意報は、１１日午前１０時４５分に解除されました。

　北海道の十勝港と根室市花咲では、午前１０時前後に１０センチの津波を、また、１０時５０分ごろには浦河で２０センチの津波を観測しています。