【双语阅读】【恋空】第三十二回
在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。
2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。
今天我们将继续阅读【恋空】。
第一页 日语原文
第二页 中文翻译作品
【日语原文】
音信不通のまま一週間…
さすがに心配になり アヤと一緒にヒロの教室へ行った。
「桜井弘樹君いますか~??」 教室中に響く二人の叫び声。
近くにいたスキンヘッドの男が返事をす る。
「あいつ休み~風邪かなんかで」
いつもなら休む日はメールくれるのに。 最後に会った時元気に笑って手振ってたの に…。
考え込む美嘉の姿を見て大袈裟に提案する アヤ。
「ノゾムに聞けばいいじゃん!」 アヤに手を引かれ教室へと戻り、
ノゾムの席へと一直線に向かう。
「ノゾムぅ!」
「おー」
ノゾムとはあの日以来ちょっと気まずい…。 ペコリと軽く頭を下げるとノゾムもペコリと
頭を下げ返した。
「ねーヒロ君なんで学校来ないの?」
「さぁ」
「仲直りしたんでしょ?!」
「したけど~」
アヤの問いに そっけなく答えるノゾム。
「風邪なの?」
「風邪じゃねぇよ」
「じゃあなんで?美嘉ヒロ君と一週間連絡 とれなくて心配してんだよ?」
アヤがイライラしたように言うと ノゾムは下を向いて答えた
「知らねぇほうがいい」 意味深な言葉に
アヤが反応する。
「教えてよ!」
「どうしても知りてーなら放課後俺の後に ついて来て」
ノゾムの言葉に美嘉とアヤは唾をゴクリと飲 み、
顔を見合わせて頷いた。
授業になんか 集中出来るはずがない。
知らないほうがいいって何?
ヒロはなんで学校に来ないし連絡もくれな いの?風邪じゃないの?
知りたいような知りたくないような…。
放課後になり美嘉とアヤはノゾムの後をついて 行った
到着したのは ヒロの家。
「行くぞ」 ノゾムが
チャイムを押す。
ピンポーン ドアを開けたのは
ヒロのお姉ちゃんのエリさんだ。
「おーノゾム。あれ、美嘉ちゃん久しぶり! 体大丈夫?」
「はい…」 元気なく答える。
今は何よりもヒロのことが気になるから…。
「ヒロ君のお姉さん!?超ヤンキーぢゃ ん!」
耳元で呟くアヤ。
「でもいい人だよ…」
アヤの言葉が あまり耳に入らない。
エリさんはヒロの部屋をちらっと見て 眉をしかめた。
「今あいつに会わないほうがいいよ」
ノゾムもエリさんもなんで同じこと言うの…? アヤは美嘉の腕を強引に組みエリさんに向かっ
て言った。
「大丈夫です。覚悟はできてますから!」 なぜか足が震える。
…不安。
ヒロの部屋の中から聞こえる楽しそうな笑 い声は玄関まで響いている。
ノゾムが部屋のドアを開け美嘉とアヤはそれに 続いて部屋に入った。
ツーンと充満した香り… 部屋の中には
ヒロを含めた三人の男と一人の女の計四 人。
「…ヒロ??」 声をかけても
ヒロは全く振り向こうともしない。
美嘉はアヤに 耳打ちをした。
「みんな酔ってるよね…??」
アヤの顔色が変わる。
「こいつらちょっとおかしいよ…」
「おかしいって??」 アヤの言葉を
理解することが出来ない
「この匂い…しかもみんなの目見たらおか しいのわかる」
確かに酔ってるにしてはおかしい。 お酒を飲んだ気配はない
それぞれうつろな目で変な方向を見てい る。
部屋中に散乱するビニール袋。
「蝶々がいる~蝶々~」 天井を見ながら
いつもより高い声で独り言を言っているヒ ロ。
何?? なんか怖い…。
体中に走る寒気。
美嘉とアヤは立ち尽くしたままその光景を見 ていると部屋のドアが開いた。
手招きするエリさん。
二人は一回部屋から出ることにした。
「あれはなんですか?」 アヤの問いに
エリさんは冷静に答える。
「あれはシンナー」
「…シンナー??」 聞き慣れない単語に
美嘉は首を横に曲げた。
「いつからやってるんですか?」 裏返るアヤの声。
きっと同じ気持ち。
「弘樹は美嘉ちゃんと付き合い始めてから 一回もやってなかった。でも何日か前か ら…」
エリさんの言葉に、 美嘉は根拠のない考えを思い浮かべてい た。
ヒロ、 もしかして美嘉とノゾムがキスをしたことま だ許してないの??
再び部屋に戻ると、 さっきまで普通だったノゾムもおかしくなっ ている
「ノゾムあんたまで何やってんの?!」 アヤはノゾムに駆け寄った。 そして美嘉もヒロのもとへ…。
ヒロのほっぺを指先でピシッと叩く。
「ヒロ?美嘉だよ。わかる??ちゃんとこ っちむいて!!」
上を向いたまま動かないヒロ。
「ヒロ…!!言いたいことあるなら言って よ!!そんなヒロ嫌い…」
その時一人の男が美嘉のほうに近づき、 ビニール袋を差し出して来た。
「気持ちいいよ~君もやりなよぉ~」
「やめてよっ!!」
袋を丸めて 床に投げ捨てた。
部屋に響くアヤの叫び声。 ノゾムがアヤに馬乗りになり強引にシンナーを
吸わせている。
「…アヤ!!」 立ち上がろうとした時、隣にいた金髪の男
が美嘉の頭を強い力でおさえ 口にビニール袋をあててきた。
男の力には勝てない。 鼻と口にビニールをあてられている。
何度か呼吸をしたあたりで視界がぼやけ… 覚えてるのは夢みたいにふわふわしてい
て、 気持ちが良かったこと。
でもなぜかとても悲しくて…。
然体が重くなり意識が戻った。 さっきまで隣にいた金髪の男が美嘉の体を 床に押し倒している。
「…やッ…」 抵抗したいけど
力が出ない。
叫びたいけど 声が出ない。
男はうつろな目のまま スカートの中に手を入れてくる。
ヒロはスーパーマン。 美嘉がピンチの時には助けに来てくれるん だ。
「ヒロ…助け…て」 下着の中には手が入ってくる。
「ヒロ…ヒロ助けて…」
か細い声で ヒロに助けを求める。
ヒロはおびえる美嘉の顔を一瞬じっと見て いたが
再び上を向いてしまった
もういいや。 だって男に勝てるはずないもん。 ヒロは助けてくれないんだね…。
わからない。 何この状況。
「んっ…」
隣から聞こえるいやらしい女の声。 美嘉は体を触られながらも声が聞こえる方 向と逆を向いた。
その時鏡にうつった信じられない光景。 部屋にいた女とキスをしているヒロ。
「ヒロ…?」 鏡ごしに
ヒロの名前を呼んだ。
ヒロは振り向かずに 女の体を触り続ける。
ねぇ、ヒロ。 今キスしてるのは美嘉じゃないよ? 美嘉もヒロじゃない男に体触られてるよ?
いつもみたいに、
「俺の女に手出すな」 って怒らないの?
「あぁ、ヒロ…」 女のいやらしい声が響く
二人が愛し合ってる姿を鏡越しに見てい た。
その唇で美嘉に優しくキスをし… 細くて長い指で美嘉の体をなぞってくれ
た。
なのに… 今その唇で違う女にキスをして、 その指で違う女の体をなぞっている。
「…もう…やだ!!」 美嘉が発した大声に
体を触っていた男の力が弱まる。
そのスキを見て男を強く蹴り上げ、 ヒロに向かって指輪を投げつけた。
「最低!!」 転がった指輪を見たヒロは、
一瞬悲しそうな顔をしたように見えた。
床に倒れているアヤをおんぶしたまま家を出 て、 近くの空き地にあるベンチに寝かせた。
ヒロは 追い掛けて来てもくれないんだ…。
シンナーとか、 何やってんの??
今頃はあの女と…。
しばらくして アヤが目を覚ました。
「あれ…外?」
「アヤ大丈夫?何してたかわかる…??」 手をアヤのおでこに乗せる
「なんとなく。でも思い出したくない…」
「うん…」
「運んでくれたの?ごめんね。帰ろっか…」
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