【双语阅读】【恋空】第六十四回
在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。
2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。
我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?
请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。
第一页 日语原文
第二页 中文翻译作品
【日语原文】
昼休み。 アヤが嬉しさを隠せない顔で席に来る。
「楽しみ大学とか行ってみたかったんだ ぁ!」
楽しそうにはしゃぐアヤの後ろで、 盗み聞きしていた人。
それは…
「優さんの大学に行くの?俺も行く!」
…ヤマトだ。 どうやら内容を聞かれてしまったらしい。
ヤマトに聞かれたと言うことは…
「私も行きたい~」
「俺も~」 やはりイス?ミとシンタロウにも聞かれていたみた
いだ。
「じゃあみんなで行っちゃう~!?」
半ばヤケ気味。 でもみんなで行ったほうが楽しいし!!
放課後 アヤの化粧直しが終わり
列になって学校を出る。
「あの白い車優さんじゃねぇ?」 シンタロウが叫ぶとみんなはその車に
一斉に駆け寄った。
運転席から降りみんなの姿を見て 微笑ましい顔をする優。
「なんで全員集合しとんねん!」
「優さん美嘉と付き合ったんだよね?おめ でとうございまーす私達も大学行きた~ い!」
ぴょんぴょん飛び跳ねるイス?ミの問いに 優は美嘉の頭に手を乗せながら答えた。
「ありがとな!みんな車乗り~もちろん美 嘉は助手席なぁ」
今にも冷やかしてきそうなみんなの表情。 でももう冷やかされるのは嫌じゃない。
その時 視線の先に見てしまった
優の体の向こう側でこっちをじっと見てい る影。
懐かしい ヒロの姿…。
ヒロが こっちを見ている。
……一瞬目が合う二人。 隣にいたアヤも
ヒロの存在に気付いたみたいだ。
「美嘉と優さんはラブラブなんだからぁ」 わざとらしく
大声で叫ぶアヤ。
きっとヒロに 聞こえるように…。
その言葉が聞こえたか聞こえないかはわか らないが、 ヒロは少し寂しそうに微笑んだように見え た。
思わず 目をそらす。
玄関から出て来たミヤビがヒロのもとへと駆 け寄り
二人は手を繋いで歩いてゆく。
美嘉を心配するがゆえのアヤの行動。 それはわかってる。
でも…アヤが叫んだ瞬間、
“今の言葉、聞かれてませんように”
そう 願ってしまったんだ。
彼氏が出来たこと ヒロに知られたくなかった。
中途半端で ズルくい考え。 重い気持ち。
膨らむ優への 罪悪感。
「どないした?」
「…あっ、ぼーっとしてたぁ!!」 優の言葉で我に返る。
今は心の中で謝ることしかできない。
……ごめんなさい。
ヒロが一瞬見せた寂しげな微笑みは、 気のせいだよね。
もう戻らない足音に耳を澄ませるのは やめたんだ。
助手席に乗り込み 車は大学へと向かった。
大学へ向かう間の車内はサークルの話で盛 り上がっていた。
「優さん何のサークル入ってるんす か~?」
シンタロウが黒ぶち眼鏡の奥にある目を輝かせ て
興味津々に聞く。
「いろいろやで~!」
「例えばなんすか!?」 更に深く突っ込むヤマト。
優が 話してくれた内容…
優が入っているサークルは三つ。 一つ目は
“二輪サークル”
バイクでツーリングをしたり 旅行したりするらしい。
優がバイクの免許持っているなんて初耳 だ。
二つ目は
“旅行サークル”
夏にはキャンプを、 冬にはスノボをしたりいろんな場所に旅行 に行くらしい。
三つ目は
“飲みサークル”
名前のまま ただ飲んで騒ぐらしい。
他の大学の人とも 飲んだりするんだとか。
高校はもちろんお酒はダメだし、 部活と言えばサッカーだとか野球だとか吹 奏楽だとか…
聞き慣れたものばかり。
優の話を聞いて、 新しい世界を知ったような気がして胸が踊 った。
今から旅行サークルの集まりに連れて行っ てくれるみたい。
昨日飲んだのも旅行サークルのメンバー で、 三つのサークルの中で一番仲がいいんだっ て!!
「着いたで!」
大きな駐車場に 車をとめる。
車を降りて真っ直ぐな道を少し歩いたとこ ろで
大学が見えてきた。
広くて大きくて 綺麗な校舎。
たくさんの人の 楽しそうな笑い声。
高校とは全くの別世界。 制服の自分が
すごく浮いている。
だって、 歩いてる人は大人っぽい人ばかりで…。
そんなに歳が離れているわけではないの に、 自分が子供のように思えて恥ずかしかっ た。
「さっそく部室連れてったるわ!」 みんなは慣れない校舎にきょろきょろしな
がら優の後をついて行く。
大学から少し離れた場所にある三階建ての 古い建物に入り、 階段を二階までのぼると優は一つのドアの 前で立ち止まった。
“旅行サークル” そう書かれた紙が
ドアに貼り付けてある。
優はドアに手をかけ、 ゆっくりと開いた。
「こんちわ~!」
「あ~優じゃん」
「久しぶり~今日は?ンちゃんと一緒じゃな いんだな!」
部屋の中からは たくさんの人の声。
「今日は俺の友達紹介しよう思って連れて 来とんねん!」
手招きする優に気付いてはいながらも、 なかなか中に
入れなかった。
「誰か最初に行って…」 不安でか細い
美嘉の声。
「あたし無理!」
「俺もダメ」
部室に入る順番を 譲り合っていたその時…
「じゃあ俺が行く」
先頭をきって部室に入っていったのはヤマト だ。 意外に緊張しない性格だということが判 明。
みんなはヤマトに続き、 ぞろぞろと入る。
「お~制服だ!」
「若~い」 部室内が騒がしくなる。
「この子が?ンの彼女やから~」
優がアヤの肩に手を乗せると、 アヤは照れくさそうに苦笑いをした。
そして今度は 美嘉の肩に手を回す。
「そしてこのちっこい子が俺の彼女やで!」
部室内は 激しいブーイングの嵐。
「女子高生の彼女って~ちきしょー」
「うらやましい~」
……女子高生の彼女が うらやましい?!
大学には綺麗なお姉さんがたくさんいる。
そんな人達に囲まれながらどうして優が美 嘉を選んでくれたのか 不思議なくらいなのに。
そんなもんなのかな。
優が美嘉のことを彼女だって紹介してくれ たのがすごく嬉しかった。
みんなに歓迎されながら旅行をした時の写 真を見せてもらっていたその時…
「…美嘉ちゃん?」
背後から声をかけられ 振り返った。
そこにいたのは緊張した面持ちの、 黒くて長い髪が特徴の落ち着いた女の人。
「そうですけど……」 警戒しながら答えると、女の人は安心した
のか顔を崩して笑った。
「私ミドリ。20 歳だから美嘉ちゃんより二個 上。優からよく美嘉ちゃんの話聞いてたん だよ。思ってた通りの子だった!」
「……はぁ」 よくわからない状況に、とりあえず返答だ
けはしておく。
「昨日も優達と飲んでたんだよ!」
この言葉で 女の勘が働いた。
この人、 優のことが好きなんだ。
証拠はないけど、 なんとなく…。
「そうですかぁ……」 冷たく答えるのは
ちょっとヤキモキを焼いているから。
それでも女の人…いや、ミドリさんは続けた。
「友達になって?連絡先交換しようよ!」 優の友達だから
断るわけにもいかない。
しぶしぶ携帯電話を取り出し、 連絡先を交換した。
しかし、 ミドリさんの好きな人が優ではないというこ とを知ったのはかなり後になってからで…
そしてそのことが、 後々大きな事件になることなんて今は知る はずもない。
しばらく部室にいたが、外も暗くなったの で優の車で送ってもらい帰ることにした。
アヤの家に止まり… シンタロウの家に止まり… ヤマトの家に止まり… イス?ミの家に止まり… 家の遠い美嘉は最後。
でもいいの!! 優と一緒にいられる時間が長くなるから。
「どうやった?いいやつばっかりやろ!」
ハンドルを握りながら 口を開く優。
「うん!!みんないい人だったぁ。大学って 楽しいねっ」
今日の楽しかった出来事を思い出し、 車内に響く音楽のリズムを足で取る美嘉。
「じゃあ大学来たらええやんけ!」
優の唐突な言葉に 動きが止まる。
「…………え??」
「俺と一緒の大学に受けたらええやん。そ したら毎日一緒にいれるやろ」
でも でも美嘉は○×音楽専門学校に行くつもり で…
その気持ちは変わらないはずで…
なんの答えも出せぬまま家の前に着いた。
「じゃあまたぁ!!」 車を降りようとドアに手をかけた時、
優は美嘉の手をグイッと引っ張り自分のほ うへと引き寄せ…
そして頬を撫でながら唇にそっとキスを し、 すぐに唇を離し肩に手を回しきつく抱きし めた。
「優…苦しい…どうしたの??」
重苦しい雰囲気の中、 優は抱きしめている腕の力をさらに強め る。
「何かあったん?美嘉今日ずっと上の空や ったから。なんか少し不安になった…」
上の空。 上の空だったかな?
そんなつもりは なかったのに。
きっとその理由は ただ一つ。 ヒロに見られたから。
美嘉の中途半端な気持ちと行動が 優を不安な気持ちにさせてしまった。
優の悲しく小さい鼓動が耳に響く。 その鼓動は
早さを増すばかり。
まるで美嘉の返事をせかしているかのよう に…。
「そんなつもりはなかっの。優ごめん ね……」
優は腕の力を弱め、 ゆっくりと離れた。
「俺もごめんな。ちょっと大人げなかった な!」
そう言った優は 安堵の表情を見せた。
一瞬演技っぽく見えたりもしたけど…。
鼓動の早さが ゆっくりと戻ってく。
車から降りるといつも通りクラクションを 二回鳴らし、
車は去って行った。
車が見えなくなるまで ひらすら手を振る。
それが優に対する小さな罪悪感を少しでも 消し去るための、 唯一の方法だったのかもしれない…。
家に帰り かばんの中から進路調査の紙を取り出し た。
【○×音楽専門学校】 ここに
行くつもりだった。 ここ以外 考えたこと無かった。
今日大学に行って新しい世界を知った。 優と同じ大学もいいかもしれない…
そう思ったりもしてる。
ずっと音楽について学びたいと思っていた のに、こんなにすぐ変わるものなのかな。
本当に音楽を学びたかったから 専門学校を選んだの??
ヒロと約束したから…
その約束を守ろうとしてたんじゃない の??
どこかでヒロと偶然巡り逢えることを 期待してたんじゃないの…??
認めたくなかった。 だけど音楽を学びたいだなんてただの言い 訳にすぎなかったんだ。
進路は将来に関わる 大事なこと。
だけど… 大切な人と同じ学校へ行きたい。
【○×音楽専門学校】 進路調査に書かれた
小さな文字。
ヒロと約束した道を 消しゴムで消す。
そしてその上から 大きな文字で書いた。
【Κ大学希望】 優が通う大学。
優との道を歩むんだ。 後悔なんかしない。
ヒロと一緒に集めた学校のパンフレットを びりびりと破り
ゴミ箱に投げ入れた。
次の日 新しく書き直した進路調査の紙を担任に渡 す。
「やっと大学に決めてくれたか。頑張るん だぞ」
優の通っている大学は、実は結構レベルが 高い。
そんなことも知らずに 決めてしまった。
唯一英語だけは得意な美嘉が受ける学部は
“Κ大学外国語学部”
優とは違う学部だけど
……仕方ないか。
アヤもイス?ミもヤマトもシンタロウも今日同じΚ大学 で進路調査の紙出して来たぞ」
先生の言葉に開いた口がふさがらない。
…やられた!! 全員が
同じ考えだったんだ。
高校を卒業してもみんなと一緒にいられる かと思うと、 自然に笑いが込み上げてくる。
「何一人で笑ってんだよ!?」 教室に戻ってにやけていると、
前の席のヤマトがその様子を見かねて振り向 いた。
「別にぃ~なんでもないよ~ん!!」
「なんだよ~変な奴!」
「ほっとけぇ!!」
アヤもイス?ミもヤマトもシンタロウもすごく大好き。 ヤマトが卒業したら働くって言った時、
感心した反面本当は寂しかったんだ。
でもまたみんな同じ大学に行けるかもしれ ない。
それがすごく嬉しいよ。
恥ずかしいから 口には出さないけどね。
優が大学に連れて行ってくれていなかった ら、
みんなそれぞれの道に進んで、 卒業したらバラバラになってしまっていた かもしれないよね…。
優に出会ったおかげで、良い方向へと歩き 始めている。
優に出会えて本当に良かったと思ってる よ。
この時期に大学を志望して推薦がとれるわ けもなく、 一般入試で頑張るしかなかった。
いつもクラスで 10 番以内に必ず入ってい るイス?ミとシンタロウは余裕。
クラスではほぼ平均のアヤと、 クラスではかなり下であるヤマトと美嘉は猛 勉強をせざるをえなかった。
試験は
優のスパルタ教育をうけながら、 必死に勉強をした。
いつもは面倒で寝ていた授業も、 マメにノートをとり大切なところはメモを する。
多分この時期、 一生のうちで一番勉強しただろう。
雪がちらちらと 降り始めた。
マフラーだけじゃ もう寒い季節。
今年もまたあの切ない季節がやって来た。 しかも、
高校生活最後の…。
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【中文翻译作品】
下课时间,当美嘉和亚矢讨论着放学后的事情时,突然感觉到某种异样的眼光。美嘉回头一看,发现在那裡偷听的人是……
『妳们今天要去阿优的大学吗?我也要去!我一定要去!』
……是大和。看来他好像完全听到美嘉跟亚矢的对话内容了。
被大和听到就表示……
『我也想去~』
『我当然也会去啦。』
果然小泉和信太郎也都听到了。
『那就大家一起去吧~?!』
美嘉有点吃醋地说道。
放学后。
『那辆白色车子是阿优的吧?』
信太郎在校门口大喊之后,大家便一起朝着那辆车子跑去。
阿优下了车,看着大家微笑。
『为什么大家都来了呀!』
『我们也想去大学,所以请带我们去!而且我们也想仔细听听美嘉跟阿优的故事』
面对小泉刻意的说法,阿优则把手放在美嘉的头上回答道。
『真是没办法~那就全把你们带去吧!大家上车!当然,助手席是美嘉的座位喔!』
就在美嘉骄傲地看着阿优时,她在视线前方看到了……
在阿优高大的身体那边,有个影子一直盯着这裡看。
那是……美嘉怀念的阿弘。
阿弘看着这裡的目光并没有移开,于是两个人的视线便对上了。
旁边的亚矢好像也注意到阿弘的存在了。
『哎呀~美嘉跟阿优真是有够相亲相爱的呢』
亚矢故意大声说道。
她一定是故意说给阿弘听的吧……
美嘉不知道阿弘有没有听到这句话,不过他露出了一个有点寂寞的笑容。美嘉立刻别开目光。
小雅从穿堂出来跑到阿弘的旁边,两个人手牵着手走掉了。
美嘉知道亚矢刚刚的行动,是出于担心美嘉的缘故。可是……在亚矢大叫的瞬间,美嘉却在心裡暗自祈祷,希望阿弘不要听到。
她不希望阿弘知道自己交了男朋友。
这种不上不下的狡猾心态,到现在还留在美嘉的心裡。
美嘉的心情好沉重,充满了对阿优的罪恶感。
『美嘉,妳怎么了?』
『啊……我发呆了嘛!』
阿优的话唤回了美嘉的意识。
现在的美嘉,只能在心裡道歉。
……对不起。
我不会再去聆听那个不会回头的脚步声的。
车子朝着大学开去。大家在车内热烈地聊着社团的话题。
『阿优参加什么社团啊?』
信太郎脸上那付黑框眼镜后面的眼睛,发出了兴致勃勃的光芒。
『旅行社团~!』
他们从没听过的旅行社团,就是在夏天露营、冬天滑雪,平常就喝喝酒,跑遍各式各样的地方。
高中当然是不能喝酒啦,说到社团活动,大概就是足球、棒球、管乐队……这类老掉牙的社团。
听了阿优的话,就好像认识了一个全新的世界一样,让美嘉心跳加速。
在宽阔的停车场停好车,下车走上一条笔直的路一会儿之后,大学就出现了。
又宽敞又大又漂亮的校舍。一大堆人开心笑着的声音。
一个和高中完全不同的世界。
……明明年纪没有差很多,可是走在路上的人感觉都好成熟,穿着制服的自己就像小孩子一样,真是让人觉得害臊。
『那我们就赶快去社团办公室吧!』
大家一边环视着陌生的校舍,一边跟在阿优的后面走。
进入大学校舍前面一栋老旧的建筑物裡之后,阿优在其中的一扇门前面停下脚步。
他慢慢伸手拉开了上面贴着『旅行社团』纸张的门。
门的另一头传来了很多人说话的声音。
『我想跟大家介绍一下我的朋友,所以今天就把他们给带来了!』
阿优说完后便对他们招招手。
就在大家互相推辞着进入社团办公室的顺序时……
『那我就先进去啦~!』
率先走进去的人是大和。
美嘉这个时候才知道原来他的个性这么积极。
大家跟在大和后面,鱼贯地走进社团办公室。
『这个女生是阿健的女朋友~』
阿优把手放在亚矢的肩膀上,亚矢有点不好意思地露出苦笑。
然后这次,阿优把手放在美嘉的肩膀上了。
『然后这个小不点是我的女朋友!』
阿优向大家介绍美嘉是自己的女朋友时,真的让美嘉觉得很开心。
就在大家一边欢迎他们,一边把旅行时的照片拿出来给他们看的时候……
『……妳就是美嘉吗?』
身后的声音让美嘉回头。
出现在她面前的,是一个留着黑色直长髮的稳重女生。
『是……』
美嘉警戒地回答道。结果,这个女生好像突然鬆了一口气似地笑了出来。
『我是小绿。二十岁,所以应该大美嘉两岁吧?我常听阿优说起美嘉的事喔。妳跟我想像中一样呢!』
『……嗯。』
虽然美嘉不太清楚眼前的状况,不过她还是先回答了。
『昨天我也跟阿优他们一起去喝酒了喔!』
这句话启动了美嘉身为女性的直觉。
这个女生,喜欢阿优。
虽然没有证据,不过美嘉就是这么觉得。
『是吗……』
醋意让美嘉的回答非常冷澹。
『我们交个朋友吧?交换一下联络方式吧!』
因为对方是阿优的朋友,所以美嘉也没理由拒绝。
她心不甘情不愿地拿出手机,跟对方交换了联络方式。
可是,美嘉在很久以后,才知道小绿喜欢的人其实不是阿优。
……而这件事情后来引发的轩然大波,现在也没有人知道。
因为外面的天色暗了下来,所以阿优就送大家回去了。
家住最远的美嘉还是最后一个。但是因为这样,今天就可以多跟阿优相处久一点了,因此美嘉很高兴。
『怎么样?他们人都很好吧!』
阿优抓着方向盘问美嘉。
『嗯,大家人都很好!念大学感觉好有趣喔』
美嘉一边回想着今天发生的事情,一边用脚跟着车内的音乐打拍子。
『那妳来念大学不就好了!』
『……咦?!』
『妳来考我们学校就好啦。这样我们就可以每天待在一起了。』
但是,美嘉一直想去B音乐专门学校……
这份心意应该是不会改变的……
美嘉什么都没回答,车子也开到她家门口了。
『那就再见囉!』
就在美嘉打算伸手开门的时候,阿优抓住了美嘉的手,拉到自己身边……然后一边摸着她的脸颊,一边亲了她的嘴唇一下,接着圈住美嘉的肩膀抱紧她。
『阿优……不舒服啦,你怎么了?』
在沉闷的气氛下,阿优抱着美嘉的力道越来越大。
『怎么了?美嘉一直心不在焉的,我没办法安心。』
心不在焉……美嘉一直心不在焉的吗?
可是美嘉从来没有打算要这样啊。
理由只有一个,因为被阿弘看到了。
美嘉不上不下的心情和行动,造成了阿优的不安。
阿优悲伤微弱的心跳在美嘉的耳边响起,而且速度一直变快。那简直就像是在催促美嘉回答似的。
『我不是故意的,阿优,对不起……』
阿优手臂的力量渐渐减弱,然后放开了美嘉。
『我也是,对不起喔。真是不成熟呀我。』
阿优眯着眼睛微笑。
在一瞬间,美嘉觉得这个笑容是阿优演出来的。
心跳的速度渐渐慢了下来。
等到美嘉下车之后,阿优跟往常一样,按了两下喇叭才离开。美嘉则是一直挥着手,直到车子消失在彼端。
这可能是唯一消除自己心中对阿优小小罪恶感的方法吧……
回到家之后,美嘉把书包裡面那张志愿调查单拿出来。
【B音乐专门学校。】
她从来没有想过要去别的学校。
但是今天到大学去,让美嘉看到了全新的世界。
我想跟阿优在同一所大学学我最喜欢的英文。
……她也这么想过。
明明之前一直想要学音乐的啊,梦想是这么容易改变的东西吗?
我真的是因为想学音乐,才选择专门学校的吗?
是因为跟阿弘约好了……
所以想要遵守约定吧?
然后期待着某一天我们能偶然相遇,不是吗……?
我不想承认。
可是说什么想学音乐,只不过是藉口而已。
决定志愿是攸关未来的大事。
美嘉想跟最重要的人在同一所学校,学自己真正想学的东西。
【B音乐专门学校。】
写在志愿调查单上的小小文字。
美嘉用橡皮擦擦掉了和阿弘的约定。
然后大大方方地写上几个大字。
【K大学。】
……阿优的学校。有美嘉想学的科目的学校。
丢掉过去,我要跟阿优一起走上全新的道路。
我绝对不会后悔的。
美嘉撕破了当初和阿弘一起蒐集的学校简介,扔进垃圾桶裡。
隔天,美嘉把重新写过的志愿调查单交给级任老师。
『妳终于决定要念大学了吗?要加油喔。』
听说阿优念的那所学校程度相当高。想要专攻英文的美嘉,报考的学科是『K大学外文系』。
虽然跟阿优不同系……不过也没办法囉。
『这所大学发生了什么事吗?怎么亚矢、小泉、大和跟信太郎今天也全都在志愿调查单上填了这所大学呀?』
老师的这番话让美嘉惊讶万分。
……没想到大家全都因为昨天的大学半日游把志愿改成了K大学。
如果大家都考上的话,就算高中毕业,大家也可以溷在一起了。光是想到这点,美嘉的脸上就自然而然地露出笑容。
『美嘉~妳一个人在笑什么啊?!』
美嘉在教室裡笑出来之后,坐在前面的大和便一脸担心地看着她的脸。
『没有~没事没事~!哈哈哈哈。』
『搞什么啊~怪人!妳是不是吃了什么怪东西啊?』
『吵死了,要你管!』
亚矢、小泉、大和和信太郎都是美嘉最棒的朋友唷。
当大和说自己毕业之后就要就业的时候,美嘉在感到钦佩的同时,其实觉得很寂寞喔。
但是一想到大家还有可能考上同一所大学,美嘉就开心得不得了。
嗯,不过因为太丢脸了,美嘉说不出口啦。
要是阿优没有带大家去大学的话,大家说不定就会朝着各自的方向前进,高中一毕业就会各奔东西了。
认识了阿优之后,所有的事情都开始朝着好的方面发展了。
现在的美嘉,真的觉得自己能和阿优相识是天大的福分。
改变一下话题,大家全都参加了一般入学考试。
成绩总是在班上前十名的小泉和信太郎是游刃有馀;但成绩大约和班平均一样的亚矢,以及落后班平均很多的美嘉和大和,则是非得努力念书不可。
距离一月的考试还有三个月。
美嘉在阿优的斯巴达式教育下,拚命地做最后冲刺。
这段时期,应该是美嘉的人生当中最认真念书的时候吧。
雪花开始纷纷落下了。连围围巾都觉得寒冷的季节来临。
这个令人悲伤的季节,今年还是降临了。
而且,还是高中生涯中最后的……
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