一級文法受験指導第三課
1.動詞過去式た + ところで…。
即使……也……。尽管……也……。
今更悔やんだところで仕方がない。
いくら本を買ったところで読まないければ意味がない。
いくら働いたところで、こんなに物価が高いと、生活は楽になりません。
高いといったところで五千円くらいなものだ。
私がアドバイスしたところで、彼は聞かないだろう。
2.体言 + ごとき…。
像……那样……。像……一样……。
風ごときで仕事を休むことができるか。
母は海のごとき広い心で、いつも私のすることを、見守っていてくれる。
わが国のごとき資源小国は、加工貿易に頼る以外に生き残る道はない。
私ごとき新人にこのような大役を与えてくださったことを光栄に思います。
彼ごとき青二才に社長の仕事がつとまるものか。
3.動詞連体形(が)?体言 + の + ごとく…。
像……一様……。
大波に船は木の葉のごとくに揺れた。
さくらの花びらが雪の降るごとく散る。
彼は眠るごとく静かに死んだ。
隣の教室から誰かが言い争うごとき声が聞こえた。
国民の惨状を知らぬがごとく支配者は贅沢の限りをつくしていた。
4.動詞未然形 + う(よう)にも…同一動詞可能態 + ない。
想要……也不能……。
昨夜遅くまでテレビを見ていたので、眠くて目覚ましが鳴っても起きようにも起きられず遅刻してしまった。
明日までに仕上げなければならないから、帰ろうにも帰れない。
電車のドアにスカートをはさまれて、動こうにも動けず、次の駅でドアが開くまでじっとしていた。
刑務所で家事があったが、受刑者たちは逃げようにも逃げられず、多くの人が亡くなった。
突然指名されたが、何も考えていなかったので、答えようにも答えられなかった。
5.体言 + をものともせず(に)…。
无视……。不理睬……。不把……放在眼里……。
数々の失敗をものともせずに彼は研究を続けている。
まわりの反対をものともせず弟は20歳も年上の女性と結婚した。
彼は人々の非難をものともせずに悪質な手口で財産を築いた。
彼は幼いころじめをものともせずに、勉強を続け、今では立派な社会人として活躍している。
勇気ある青年は、燃えさかる火をものともせずに、火に包まれた家の中へ飛び込み、子どもを助けた。
6.名詞?副詞?形容詞?形容動詞詞干 + めく…。
像……样子……。有……气息……。带……意味……。
あの人は冗談めいた事は少しも言わない。
彼の言葉には皮肉めいたところがある。
日一日と春めいてきて、梅の花も咲き出した。
高校生にもなってまだそんな子どもめいた事を言っているの。
彼はいつも冗談めいた事ばかり言っているから、本当の気持ちがよく分らない。
7.体言 + はおろか…。
别说……连……。慢说……连……。
彼はウイスキーはおろかビールも飲めない。
財産はおろか命まで失ってしまった。
彼は進学はおろか、食うにも困っている。
ゴーストタウンになったこの町は、人はおろかネズミ一匹いない。
車で1時間走っても、その砂漠地帯には木はおろか草一本生えていなかった。
8.体言 + にかかわる…。
关形 到……。涉及到……。
これは命にかかわることだ。
うまく行かなかったら、品質にさわるし、職場の名声にもかかわる。
あなたの将来にかかわることだから、進路についてはよく考えるべきだ。
これは全体にかかわる問題だからひとりで考えずに皆と相談したほうがよい。
命にかかわる病気ではありませんから、安心してください。
9.動詞連用形?形容詞終止形?形容動詞詞干(であり)?体言 + ながらも…。
虽然……但是……。尽管……却……。
田舎での生活は不便ながらも、自然に囲まれていて毎日がすがすがしい。
打ちのキッチンは狭いながらも、使いやすい。
庭は小さいながらも池があって金魚が泳いでいた。
両親は口では厳しい事を言いながらも、いつも私の事を心配してくれている。
足を捻挫しながらも、痛みに耐えて彼は最後まで試合を続けた。
10.体言?用言終止形 + とは…。
用言未然形 + う(よう)とは…。
……这……。……竟然……。
表示惊讶,意外。
ここで君に会おうとは思わなかった。
北京大学に合格できるとは思っても見なかった。
東京の物価は高いとは聞いていたが、これほどとは思っていなかった。
普段おとなしい彼はあんなに怒るとは、よほどのことがあったに違いない。
今頃になって、雨が降るとは、誰も予想していなかった。
11.体言 + と相まって…。
互相结合……。互起作用……。
好天気と相まってこの日曜日は行楽家が多かった。
このホテルは、駅に近いという立地条件のよさと相まっていつも満室だ。
四月の始めの日曜日は桜の開花と相まって、上野公園はすごい人出だ。
いい香りと甘さと相まって、その果物は今若い女性のあいだで人気がある。
今年のクリスマスイブは土曜日と相まって、街は例年以上ににぎわっている。
12.体言(格助詞)?副詞 + だに…ない。
……连……也没……。
举出轻微事例使人类推其他。
今晩は星1つだに見えない。
あの親切そうな男が、殺人犯だったなんて、考えるだにおそろしい。
自分も立場が変われば加害者になったかもしれないということは考えるだにおそろしいことだった。
東京附近には、多くツルがいたものだが、最近は公害で、その影をだにみることができなくなった。
この前に、木一本だにはえていなかったはげ山に、今は沢山の果樹が植えられている。
13.用言連体形?体言 + の + こととて…。
因为……。由于……。
表示顺态接续。多用于书面。
休み中のこととて、うまく連絡がつかなかった。
子どもたちができ心でやったこととて、すこし悪ふざけも度が過ぎますね。
お寒い日が続くこととて、お体お大事になさいますよう。
休み中のこととてご連絡が遅れ、たいへん失礼いたしました。
まだ引っ越ししてきたばかりのこととて、どこに店があるのか見当がつかない。
14.形容詞?形容動詞 + 限りだ。
极限……。顶点……。
表示喜怒哀乐等感情。
妹と20年ぶりに再会してうれしいかぎりだ。
近くに原子力発電所があり、事故が起きたらと思うと恐ろしい限りです。
無事卒業時を迎えることができて、嬉しい限りです。
こんなに盛大な結婚時を挙げることができて、嬉しい限りだ。
言葉がわからない外国で暮らすのだと思うと、心細い限りでした。
15.体言 + を余儀なくされる。
……不得以被迫……。……没办法才……。
説明会に参加者が集らなかったため、中止を余儀なくされた。
今回の事件の責任をとって、社長は辞職を余儀なくされた。
労働力不足により建設計画は大幅な遅延を余儀なくされた。
大雪で新幹線が止まり、車内泊を余儀なくされた。
市の区画整理で今まで住んでいた場所が道路になることになり、引っ越しを余儀なくされた。
16.体言 + は(も)さることながら…。
虽然是不用说的事……,不过……。……当然如此……不过……。……好倒是好……不过……。
それはさることながら、私には私の考えがあります。
あのブランドのバッグはデザインもさることながら品質も最高だ。
体の大きさもさることながら、声の大きさでも彼は目立っている。
被災地の人々を救ったのは行政の力もさることながら、ブランティアの人々の協力も大きかった。
チャンピオンの座を守るのは、ボクシングの実力もさることながら運も必要だと思う。
17.用言仮定形 + ばこそ + 動詞連体形 + +のだ。
正因为……才……。
普段から、しっかり勉強すればこそ、今日は合格したのです。
あなたのことを思えばこそ、注意しているのです。
みんなあなたのことを思えばこそ、心配しているのです。
あなたの事を信頼していればこそ、こうして相談しているのです。
あんたのことを信用していればこそ、こうしてお金を貸すのです。
18.動詞連体形?体言 + にかたくない。
不難……。
父が亡くなったあと女手ひとつで育ててくれた母の苦労は想像にかたくない。
信じていた夫に裏切られた妻の驚きは、想像にかたくない。
事故で子どもを失った両親の悲しみは、想像にかたくない。
長年働いてきた職場を去る定年退職者の気持ちは想像にかたくない。
田舎に住んでいる人が都会に憧れる心情は理解にかたくない。
19.体言 + なくして(は)…ない。
如果不……就不……。
十分な資料の準備なくしては、この問題の研究ができない。
よほどの重大な決心なくしては、この事件の解決はできないだろう。
相手の了解なくして、契約内容を勝手に変更することはできない。
彼女の勇気ある行動なくしては、今回の事件は解決しなかった。
愛なくして、こどもを育てることはできない。
20.用言連体形?体言 + なり…用言連体形?体言 + なり…。
……也好……也好……。……或是……或是……。
行くなり、帰るなり勝手にしろ。
コーヒーなり紅茶なり君の好きなものを注文してください。
部屋が狭いのだからいらないものは、人にあげるなり、捨てるなりしたらどうですか。
ご両親が心配しているだろうから、時には手紙を書くなり電話をするなりしなさい。
「このお金で、服を買うなり、美味しいものを食べるなりしなさい」と父は気前よく小遣いをくらた。
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