東京・あきる野市で資産家の姉と弟が行方不明になっている事件で、警視庁は、事件後、２人の口座から現金を引き出したとして男２人を逮捕しました。

　窃盗の疑いで逮捕されたのは、あきる野市の無職・沖倉和雄容疑者（６０）と、福生市の土木業・伊丸岡頼明容疑者（６４）です。この事件は、あきる野市の調布市職員・大福康代さん（５４）と弟の広和さん（５１）が今月１０日から行方不明になっているものです。

　事件後、金融機関のＡＴＭで康代さんの銀行口座などから、１５回にわたって現金およそ５百数十万円が引き出されていて、警視庁は、防犯ビデオに映っていた２人の男の行方を追っていました。その結果、沖倉容疑者らが現金を引き出した疑いが強まり、警視庁は２１日、２人がそれぞれ自宅にいたところを逮捕しました。

　沖倉容疑者は容疑を否認。伊丸岡容疑者は、「現金を引き出したことに間違いは無い」と供述しているということです。警視庁は康代さんらの行方についても追及しています。（22日00:48）