北朝鮮が申告した核計画の検証方法について、アメリカのヒル国務次官補は、来月８日から再開される見通しの６か国協議で、「文書化して合意することは可能」という見通しを示しました。 　「今後の進め方について北朝鮮と共通認識ができているので、次の６か国協議では各国が納得できる結果が出せると思います」（アメリカ　ヒル国務次官補） 　ＡＰＥＣ開催中のペルーでＪＮＮのインタビューに答えたヒル国務次官補は、抽出されたプルトニウムの量を把握するための「サンプル採取」の必要性など、検証の方法については北朝鮮と共通認識ができているとして、次の６か国協議で文書化が可能だという見通しを示しました。 　一方、無能力化の見返りとなる重油支援の「日本負担分」２０万トンの肩代わりについては、既に一部の負担を申し出ているオーストラリアとニュージーランドの他にも、数か国と交渉していることを明らかにしました。 　６か国協議は、来月８日から再開される見通しで、アメリカはその前に北朝鮮と直接協議を行い、文書化の方法などを詰めることにしています。