北朝鮮の首都ピョンヤンで８日、市民ら１０万人が参加し、「人工衛星」の打ち上げ成功を祝う大会が開かれました。 　ピョンヤンの金日成広場で開かれた大規模な集会。映像を配信したＡＰＴＮによりますと、およそ１０万人の市民が参加し、北朝鮮が主張する「人工衛星」の打ち上げ成功を祝う大会が開かれました。 　この中で、朝鮮労働党中央委員会のチェ・テボク書記は、「衛星打ち上げは主権国家の自主的権利であるにもかかわらず、帝国主義者らは『挑発的行為』と食ってかかっている」などと述べ、日本の迎撃の動きに反発しました。 　この大会には、北朝鮮のナンバー２とされるキム・ヨンナム（金永南）最高人民会議常任委員長も参加しましたが、キム・ジョンイル（金正日）総書記の姿はありませんでした。 　北朝鮮では９日から国会にあたる最高人民会議が開催され、キム総書記が国家の最高ポストとされる国防委員会委員長に再選出される見通しで、金総書記が出席するか注目されます。