大規模な人員削減を進めている日本航空が、希望退職の応募者が目標を下回っているとしてパイロットと客室乗務員を対象にした希望退職の追加募集を始めました。 

　日航は、今年度中に１万６０００人を削減する計画を打ち出していますが、全職種を対象に行った１５００人の希望退職のうち、パイロットと客室乗務員の応募者が合わせて２７０人、目標を下回ったということです。このため、１０月２６日から１１月９日までパイロットと客室乗務員だけを対象にした追加の募集を始めました。

　「１１月９日すぎてから、ある判断をしたいと思っております」（日本航空・大西賢社長）

　大西社長はこのように述べ、応募者が、再び目標を下回った場合は、強制的に雇用契約を解除する「整理解雇」を行う可能性を示唆しました。（26日20:44）