日语童话听力:第52课 独眼的麋鹿
片方の目しか見えないシカが、海の近くへ出て草を食べ始めました。
シカは見える目を陸の方に、見えない目を海の方に向くようにして草を食べる事にしました。
陸は猟師が来るかもしれないので、よく見ていなければなりませんが、海の方は猟師が来ないので安心と思ったのです。
ところが近くを船で航海していた人たちが、海辺にいるシカを見つけて船の上から狙い打ちして、シカを殺してしまいました。
息を引取る間際に、シカはつぶやきました。「本当にわたしは運が悪い。安心だと思っていた海の方が危険だったなんて」
この様に、わたしたちの予想がはずれる事は少なくありません。嫌だと思っている事が役に立ったり、良いと思った事が害になる事もあるのです。
有一只独眼的鹿在海边吃草。
吃草的时候,独眼的鹿将能看见东西的那只眼睛朝向陆地的方向,失明的那只眼睛看向大海。
因为陆地上可能有猎人,必须仔细观察。海的方向不会有猎人来,所以可以安心地吃草。
但是有航海至附近的人,在海边发现了这只鹿,于是从船上用枪将他射杀了。
在还剩一点气息的时候,鹿儿残喘道:“真是我的运气不好,本以为可以安心却想不到海地方向还有危险。”
像这只鹿一样,很多事情都合我们预期的不一样,有时可能讨厌的东西能帮助我们,认为是好的事情最后却酿成祸害。
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