【双语阅读】【恋空】第十一回
在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。
2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。
今天我们将继续阅读【恋空】。
第一页 日语原文
第二页 中文翻译作品
タツヤの提案で
PHS を新しい機種に変えることにした。
番号を変えたおかげで嫌がらせはなくな り、
タツヤは休み時間のたび元気のない美嘉を笑 わせて励ましてくれた。
そんな二人を監視するよいに見つめる 同じクラスのカズヤ。
カズヤはヒロと同じグループでよくつるんで いて、ヒロとは仲が良い。
なんだか 嫌な予感がする…
ある日の休み時間 教室でタツヤと楽しく話をしていた。
それを横目で見たカズヤはどこかへ走って行 く。
嫌な予感を感じながらもそのまま話をして いたその時…
もの凄い険しい目付きで教室に向かってく るヒロ
きっとカズヤがヒロにタツヤと話してることを 報告したのだろう。
ヒロは激しく教室のドアを開け近付いてき た。
タツヤは待ってましたと言わんばかりに 美嘉をかばうようにしてヒロの方へ向か う。
睨み合う二人。
背が高いヒロはかなりの迫力。 それに負けじとタツヤも睨み返す。 クラス中は静まり返り
緊迫した空気。
「何、人の女に手出してんだよ」 先に口を開いたのは
ヒロだ。
「話して悪いのか?」
「人の女と話すんじゃねーよ」
「お前にそんなこと言う資格ないだろ」 強気なタツヤに、
ヒロは驚いている様子。
「は?」
「お前が美嘉を悩ませてんだろ」
「はぁ?意味わかんねーし」 美嘉はその状況に耐えられず二人の間に割
り込んだ。
「タツヤは悪くない!!悪いの美嘉だし…」 美嘉がタツヤをかばったことで
ヒロの表情が変わった。
でも本当にタツヤは悪くない。
そして…
「ふざけんな!」
バキッ… 鈍い音をたてヒロの拳がタツヤの頬に直撃。 タツヤは少しフラついたがすぐに態勢を戻し
ヒロの頬を殴り返しながら叫んだ。
「美嘉はお前の元カノに嫌がらせされて傷 ついてんだよ。悩んで死のうとしたんだよ。 お前がちゃんと別れなかったからだろ!」
キーンコーンカーンコーン タイミングよく
チャイムが鳴る。
ヒロは床に唾を吐き、 タツヤを睨みながら教室を出て行った。
ヒロがいなくなったのを確認して タツヤの所に駆け寄る。
「大丈夫?!ごめん…」
タツヤは頬を手でおさえながらニカッと笑っ た。
「余裕だから!」
その後の授業中 ヒロからメールが届いた
《サッキノハナシマジ?》
送った返事は一言。
《ウン》 メールは続けて来る。
《イヤガラセサレテンノ?》 返事をしなかった。
説明するのが面倒…。
授業が終わって PHS を見たら、 返信していないはずなのにヒロからメール が届いている。
《カエリハナソウ》 しかし、
この日の帰りにヒロと話すことはできなか った。
なぜなら今日の喧嘩が先生の耳に入り、 二人は一週間の停学…。
二人が停学期間中、
タツヤは美嘉とヒロの関係を心配して何度も 連絡をくれた。
ヒロがヤキモキ焼きなのを知ってて、 タツヤの優しさに甘え…
タツヤが悩みを聞いてくれたこと、 休み時間に話してくれたのがすごく嬉しか ったんだ。
そのせいでタツヤとヒロは喧嘩になり停学…。 タツヤに何度も謝ったけれど
タツヤは気にするなと言って笑って許してく れた。
ヒロからも連絡が来ていたので、 元カノに嫌がらせをされていたことを正直 に話したら、
『気付いてあげられなくてごめん』 と何度も謝ってくれた。
言わなかった美嘉も 悪いよね…。
二人が喧嘩をしてから一週間が経過し ヒロは学校に登校してきたがタツヤはなぜか 来ない。
聞いた話によるとタツヤは鼻の骨が折れてし まったみたいで、 まだ学校に来れないらしい。
メールではそんな事言ってなかったのに…。
そんな時 珍しく全校集会が行われた。
内容は
“一週間くらい前に男子トイレの窓を割っ た犯人を探している。 怒らないから、正直に名乗り出ろ“
だそうだ。
怒り気味の先生達。 名乗り出る正直者なんているわけもなく、 みんなはぞろぞろと教室へ戻って行った。
教室で白紙が一人一枚づつ配られ、 真面目な顔で話を始める先生。
「この中で窓を割ってしまったけど名乗り 出れない人、犯人を知ってるけど言えない って人がいるかもしれない。だからこの紙 に知ってる情報を書いてほしい。もし犯人 がいるなら無記名でいいから名乗り出て欲 しい。」
名乗りでる人なんているの?? もし美嘉が犯人なら絶対に知らんぷりする し。
本当に何も知らないので白紙のまま提出。
その日の帰り、 久しぶりにアヤとノゾムを含め四人でヒロの家 で遊ぶことになった。
「今日の全校集会だるかった~!」
「あ~意味わかんないよね~!先生とか超 必死だしぃ」
だるそうなノゾムとアヤ。
「犯人誰だろ~ね!!」 興味津々の美嘉を見て
ノゾムは不敵な笑みを浮かべた。
「俺ら知ってるよな。ヒロ!」
「お~知ってる」
「誰~?!」 アヤが体を乗り出す。
「犯人は俺と~ヒロとタカとショウ!」
「ノゾムてめぇ口軽すぎ」
「ヒロ達が犯人なのっ??」
目を見開きながら問う美嘉に ヒロはあっさり答えた。
「おぅ」
「マジ?バレたら停学になるよ!」 アヤは
心配そうな顔をしている。
「大丈夫。手は打ってあるからな!」
ヒロの意味ありげな言葉にヒロとノゾムは顔 を見合わせて笑っていた。
この意味ありげな言葉の理由は、 後々知る事になる…。
それから何日か経ち、 いつもの通り学校へ行く
相変わらず教室にタツヤの姿はない。 まだ病院通ってるのかな??
朝から先生は口うるさくトイレの窓の話ば かりだ
今日もまた白紙が 配られる。
犯人が見つかるまでやるらしい。 犯人はヒロ達なのに…。
でもそれを紙に書くことは出来なかった。
大好きなヒロを裏切るなんて出来ない。 今日もまた白紙で提出。きっとこれからも
ずっと…。
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