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【双语阅读】【恋空】第二十回

时间:2011-05-04 09:30:18  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文
第二页 中文翻译作品

【日语原文】
 

━12 月 23 日 明日から冬休みだしクリスマス近いしでテ
ンションは最高潮

終業式で先生とケンカになり職員室に呼び 出されたヒロを
一人教室で待っていた。

その時…

(音乐)

電話だ。 しかも非通知。

『もしも~し』
『もしも~し、俺。』 俺?
ヒロかなぁ。
『ヒロ??』 相手は平然と答える。

『おー、ヒロ』

『なんで非通知??』

『先生に電話取られた。今終わったから体 育館の裏で待ってるから』

ガチャ プープープー

一方的に 切られた。

なんでわざわざ 電話して来るの?

しかも非通知。


なんで 体育館の裏??

しかもあの声は ヒロじゃない。

明らかに様子が おかしい。

しかしうかれてしまっていたのかその変な 様子に気付くことが出来ず、 ただ電話の相手をヒロだと信じ 学校を出て体育館の裏へ走った。

体育館の裏には 誰もいない。

ヒロの PHS に電話をかけてみたけど、 着信音が鳴るばかりで出る気配がない。

…自分から 呼び出したくせに。

学校に戻りヒロの靴があるかどうかを確認 しようと歩き出したその時…
ガサッッッ 体育館の裏にある大きい木の陰から、
女一人と男一人が出て来て道をふさいだ。

男の方は美嘉と同じ学校の制服を来てい て、
見たことのある顔。 話したことはないけど、確か隣のクラス…。

女のほうは違う学校の制服を着ている。 顔はどこか見たことがある。 どこだったかな…
あっ!!確かこの間街でヒロと話してた人… ヒロの元カノ?
ヒロの元カノだ!!


騙された。 あの電話はヒロじゃなかったんだ。

そんな事を思っても、 もう手遅れ…。

ヒロの元カノの咲は こっちに近づいて来た。

咲は背が高くかなりのギャルで迫力があ る。

150 ㎝もない美嘉は、 迫力負けしそう…。

「美嘉ちゃ~ん。やっと会えたね。あんた ヒロとべったりだから~呼び出すの大変だ ったよ。まぁこいつが情報くれてたからこ うやって会えたんだけど~(笑)」

咲は隣にいる男を 指さす。

同じ学校にヒロの元カノと繋がってる人が いて、元カノはその人をスパイにしてたん だ…。

だから PHS を変えてもメールが来たり、 美嘉が教室に一人でいたこともわかったん だ。

勇気を振り絞り 冷静を装った。
「何か用?」 美嘉の顔を
きつく睨む咲。

「はぁ~?何か用?じゃね~よ。早くヒロ と別れろブス!」

「嫌だ。絶対別れないから!!」
美嘉も負けじと 睨み返す。

「嫌じゃねーよ。てめぇみたいな奴ヒロに は合わねぇんだよ」


わかってるよ…。 でもヒロが好きだから、別れたくないの。 今美嘉のお腹にはヒロとの赤ちゃんがいる んだ。

映画のワンシーンのような信じられない現 実に
立ち尽くした。

溢れる涙をこらえ、 上を向く。

ちらちらと降る雪が 痛いくらい目にしみる。

こんなやつらの前で 泣くもんか…。

咲の隣にいた男が、 ポケットから何かを取り出しヒラヒラして いる。

…写真だ。

ハッキリとは見えないけどわかる。 レイプされた時に撮られた写真。 やっぱり、
あの時フィルムは入っていた…。
取り返さなくちゃ。 男に駆け寄り写真を奪おうと試みたが、
男は写真を咲に手渡した

今度は咲のほうに駆け寄り必死に奪ばおう としたが、 背の高い咲が写真を高くあげているために 届くはずもない。

咲はそんな美嘉の姿を 見下しながら笑っている

写真をばらまかれるのが嫌なんじゃない。 その写真を見たら、
ヒロが傷つくから…。

ヒロの悲しい顔は 見たくないの。

どうにかして写真を奪おうと諦めなかっ た。

その時…
「てめぇいいかげんしつけ~んだよ!」 ドンッッ
美嘉の肩を強く押す咲。 その拍子に氷の上にしりもちをつき
体育館の壁に頭を打った


腰がズキーンと痛む。

「咲ちょっとやりすぎ」 男が言う。

「こんくらい余裕だから~」
咲は写真をヒラヒラしながら男のほうを向 き、 油断したのか写真を持つたほうの手を降ろ した。

今なら… 奪える。
一瞬の隙をみて立ち上がり、 咲から写真を奪い校門へ向かって走った

後を追い掛けてくる二人 写真を握ったまま、
必死で逃げる美嘉。


校門の手前で追い付かれてしまい、 二人に周りを囲まれた。

「写真返せよ。マジばらまくぞ?フィルム だってあんだからな」

咲は覆いかぶさるようにして握っている写 真を掴む。

美嘉は写真をグシャグシャに握りしめて離 さなかった。

校門に向かって走ったのは理由がある。 職員室の窓からは、
校門がちょうど見える。

今ヒロは 職員室にいるはず。

もしかしたらこの状況に気付いてくれるか も…

そんなちっぽけな望みを託した。

しかし 校門の手前で追いつかれてしまったから

ギリギリ職員室から見えないかもしれな い…。
ヒロ助けて!! 写真はもうボロボロになっていたが
それでも離さなかった。

「あんたがいなきゃヒロはあたしのもんだ ったんだよ!」

咲の言葉… 今まで黙っていた美嘉もさすがに耐えられ ず
言い返す。

「ヒロは物じゃないよ!!ヒロの事が好きな ら卑怯な手ばっか使わないで正々堂々勝負 しなよ!ヒロを好きな気持ちは負けない し!」

その瞬間、 写真を掴んでいた咲の手がパッと離れた。

おそるおそる顔をあげる なぜかおびえた顔をしている咲。


咲と一緒にいた男も、 青ざめた顔をして走って逃げて行ってしま った。

背後から近づく足音。 後ろをゆっくり振り向く

ヒロだ! ヒロが来た!!

職員室から見えたのか、教室にいない美嘉 を探しに来たのかはわからない

制服のポケットに手を入れ、 鋭い目付きで歩いてくるヒロ。

咲は震えながらも ヒロから目が離せない様子。

「てめぇこんなところで何やってんだ?」 ヒロは咲の胸倉を掴む。

咲の制服のリボンが取れて地面に落ちた。

「こないだ言ったよな?美嘉になんかした らブッ殺すってよ」

そう言ってヒロは美嘉を守るように 後ろから抱きしめた。

見られた…。 写真を見たヒロは持っていたカバンを地面
に投げつけ、 その場で写真をビリビリと破りものすごい 剣幕で咲に殴りかかった。

美嘉は間に入り込み、 いっぱいいっぱいの力でヒロに抱き付いて 止める


「だめ!!職員室から見えるんだよ?ヒロま た停学になっちゃうよ??」

ヒロは少し落ち着きを取り戻したのか、 地面に落ちたびりびりの写真を蹴り、 カバンを拾い上げた。

「学校出ようぜ。咲、てめぇもついて来い」 ヒロは美嘉の肩に手を回したまま歩き出し
た。


咲は素直に 後ろからちょこちょことついて来ている。

 

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