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【双语阅读】【恋空】第二十一回

时间:2011-05-05 14:59:45  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文
第二页 中文翻译作品

【日语原文】
 

 

学校を出て 近くの空き地に集まる。

「てめぇ美嘉に何やったんだよ」

「…別にぃ」

「美嘉、なんかされたか?」

肩押されてシリモチついた事は、 心配かけるから言わないほうがいいよね…。

「いや、大丈夫だよ…」
「美嘉に謝れや」 ヒロは持ってたかばんを咲に投げつけた。

「ごめん…でも…」

「でもなんだよ?」
「はぁ?俺はてめぇなんかもう好きじゃね
ーよ。二度と関わるなっつっただろ」

泣き出す咲。

「ヒロ…美嘉は大丈夫…」

「…ごめん」

咲は ひたすら謝り続ける。

さっきまですごい迫力で突っ掛かって来て たのに…

今体を小さくして 謝っている。

恋の力って すごいなぁ…。

こんな状況の中で 少し感心していた。

「そー言えばてめぇ写真のネガどうし た?」


…家にある」


「それ焼けよ?バラまいたらどうなるかわ かってんだろ」

「…わかった」

「本当はブッ殺してぇけど美嘉が許すって 言ってっからやめとく。俺は一生許さねぇ けどな」

「…はい」

「あたしまだヒロの事好きで…」

「わかったらどっか行け。二度と俺らに関 わるなよ」

ヒロが冷たく言い放つと咲はとぼとぼと帰 って行った。

ちょっと可哀相にさえ思えてしまう。 でも…
美嘉も たくさん傷つけられたよ

一生消えない傷を つけられた。

放心状態のまま咲が帰って行く姿を見つめ ていた

「美嘉?大丈夫か?」 ヒロに呼ばれる声で
ハッと目覚める。

「ん?うん大丈夫!!」

「俺のせいでごめん…」

「謝らないでよっ。さっきのヒロかっこ良 かったよ!!ヒロって美嘉がピンチになった らいつも助けてくれるね。スーパーマンみ たいだね!!これからも助けてね!!」

「まかせろ。ってかマジでカワイイし。そ んなカワイイ事言うなって!」

ヒロは美嘉の頭をくしゃくしゃと撫でて、 ぎゅっと抱きしめた。


「…お前もカッコ良かったぞ!」

「へ??何が?」

「ヒロを好きな気持ちは負けない~ってや つ」

「え~っ!!聞こえてたの!?」

「ちょうど見つけた時だったから~聞こえ た!」
「や~もう恥ずかしいし!!最悪!!」 ヒロの胸からパッと離れて背を向ける美
嘉。

ヒロは美嘉の手を引っ張り自分の巻いてい たマフラーの片方を美嘉の首に巻いて耳元 でささやいた

「いや、マジで嬉しかったから。ふざけた ように言ったけど、すげぇ嬉しかった。あ りがとな」

恥ずかしい。 でもすごい嬉しかった。

でも強がりな美嘉はなかなか素直になれな い…。

「ふ~んだ!!なんかお腹痛いし疲れちゃっ た。今日は帰ろうかなっ」
ヒロは何も答えない。 話をそらしたから、
怒っちゃったかな?

「…ヒロ??」 ヒロの顔を覗き込むと、ヒロは真面目な顔
で言った。

「かけおちしねぇ?」


「えっ?かけおち!?冗談でしょ?」 首を横に振るヒロ。

本気のようだ。

「かかかかけおち~!?!?」

「おぅ!」

「かけおちってあのドラマとかでやってる 不倫してる人達がやるやつ????」

動揺を隠せない。 だってかけおちって…。

「それ。かけおちって言い方はおおげさか もしんねぇけどな」

「冗談やめてよ!!!」

「冗談じゃねぇよ。俺本気だから。美嘉の 両親は子供産むの反対じゃん?でもやっぱ り産んでもらいてぇからさ」

「で…でもどこに?お金ないよ??」

「どうすっかな。じゃあとりあえずノゾムん ち?」
ノゾムんちかい!! 心の中で
軽く突っ込みを入れた。

「だってそんないきなり行っても大丈夫な のっ?ノゾムんちだって親とかいるしょ!!」

「あいつんち親共働きだから多分大丈夫だ わ」

「離れたら、美嘉の両親も考え直してくれ るかもしれねぇしな。俺はぶっちゃけ美嘉 といたいんだけどな!あ、ちょっと待って ろ。」

ヒロはポケットから PHS を取り出し、 誰かに電話をかけ始めた

『おぅ。今何してんの?あ、マジかよ。近 いうちお前んち行っていい?もちろん美嘉 と!かけおち!』

内容から察するに、 電話の相手はノゾムだ。

ヒロは一分もしないうちに電話を切った。

「ノゾムはいつでも Ok だって!どうする?」

「とりあえず制服はまずくないっ??用意 なんもしてないし…」

「今日は帰るか?明日の朝迎えに行くか ら!体冷やすなよ」

ヒロは自分のマフラーを美嘉にぐるぐると 巻き付け唇にキスをした。

「足りな~い!!」 わざといじけたフリをしその場に座り込ん
で下を向く。

「わがまま娘~赤ちゃんに笑われんぞ!仕 方ねぇな~」

ヒロも座り込み、 下から顔を覗き込んだ。

ヒロと目が合う。 でもヒロはなかなかキスをしてくれない…。

「えっ…じゃあ行っちゃう~??」

「チュゥしてくんないの??」

「しようと思ったけど、や~めた!明日ま で楽しみにとって置くわ」

ヒロは美嘉の唇に指をなぞらせ、 両手を引いて体を起こす

「ヒロのケチ~!!い~だ!!もう帰るもん!」

「怒るなガキ!明日たくさんしようぜ~ま た明日な!」

用意をするため、 この日は早い時間に家へ帰った。

かけおちと言うか プチ家出と言うか…

服や化粧品をできるだけカバンにつめる。 親とは会話をせず、
今日起こった映画のような出来事を思い出 しながら眠りについた。

まだ朝日が昇らないうちに起き、 親に置き手紙を書いた。


【お父さんお母さん。美嘉はしばらく帰り ません。心配しないで下さい】


そっと居間のテーブルに置き、 お腹の調子が悪かったので薬箱から正露薬 を取り出して、 昨日ヒロから借りたマフラーを巻き音をた てないよう家を出た。

は白い息を吐き出しながら小さいカバンを 一つ持って玄関の前に立っているヒロ。

「メリクリー」
「いや、まだ今日はイブだから!でかい荷 物持ちやがって~」

ヒロは美嘉の持っていた大きな荷物を左手 でひょいと持ち上げる。

「重いからいいよぉ~…!!」

「うるせ~って!お前は俺の手握ってれば それでいんだよ」

そして右手で美嘉の手を取りコートのポケ ットの中に強引に入れ、 二人でゆっくり歩きながらノゾムの家へと向 かった

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