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【双语阅读】【恋空】第二十五回

时间:2011-05-16 14:30:39  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】
 


カーテンの隙間から漏れる眩しい光で目が
覚めた
今何時…?? その時
唇に何かが近づいて来る気配を感じた。

唇が軽く触れ合う。 ヒロ…?? 何度も何度も
キスをしてくる。

軽いキス。
「う~ん…」 隣で
声が聞こえた。
今の声はヒロの声。 なんで??
だって今ヒロは美嘉にキスしてるから、 声なんて聞こえるはずないし…

じゃあ美嘉は今誰とキスしてるの?? そっと薄目を開ける。

…ノゾム?? 確かにノゾムだ。

なんでノゾムが美嘉にキスしてるの? 酔ってアヤと勘違いしてるのかな??
頭の中は大パニック。 この状況を
誰かに見られたらまずい

寝返りをうつフリをして唇を離し横を向い た。

やはり横では ヒロが寝息をたてて寝ている。

ノゾムはそのままベッドに戻り、 再び眠りについたみたいだった。

美嘉とアヤを

勘違いしただけだよね…

いつの間にか眠りにつき起きた時はすでに 昼。

「おっはぁ」 化粧は落ち
つけまつげはずれて大変な状態のアヤ。

「おは…うわっ、お前マジやばいって!妖 怪…」

ノゾムがアヤの顔を見て 後ずさりした。

「うっさいからぁ!」
「嘘~」 アヤとノゾムは起きたばかりだと言うのに元気
だ。
やっぱり仲良し…。 そんな二人を見て
思ったことはただ一つ。

昨日のキスは、 間違いだね。
ノゾムはアヤと美嘉を間違えたんだ。 ノゾム覚えてないみたいだし忘れよう…。

「おはよー美嘉」 背後から挨拶をするヒロ

なんとなく罪悪感…。
「おはよっ。あ、ヒロ寝癖すごいよぉ~!!」
「うるせーよ!」 ヒロは後ろから腕を回し首をしめてきた。

「ギブギブ!!ごめんちゃ~い!!」

幸せの絶頂期だった。 ずっとこの幸せが続けばいいな。
そう思っていたのに…。

「………お腹…痛い…」 突然襲った強い腹痛で、美嘉はその場に倒
れ込んだ。
「えっ!?大丈夫?」 美嘉のそばに座り、
大声をあげるアヤ。

「お腹…痛い………」
「ノゾム、車出せるか?」 ヒロは美嘉を抱きかかえながら冷静に言
う。

「無免許でいいなら親父の車出すから」 ノゾムは部屋のドアを勢いよく開け、
車の鍵をとりに階段を駆け降りた。

ヒロに抱きかかえられたまま、 遠くなっていく意識の中車に運ばれた。

ノゾムは不慣れた手つきでエンジンをかけ 車を動かす。

助手席に乗っているアヤが振り向いた。
「もうすぐ着くから頑張って!」 ヒロは横になってる美嘉のお腹をさすり、
手を力強く握る。


「美嘉、大丈夫だから。病院行ったらすぐ 治るからな。心配すんな」

「…うん…」
「何科の病院?!」 ノゾムの問いにアヤは興奮状態で答える。
「腹痛は~内科!」 ヒロは繋いだ手をさらに強く握り
静かに呟いた。
「…産婦人科」 車内は
一瞬沈黙になる。

アヤが再び振り返り 小声で問う。
「美嘉…もしかして妊娠してるの?」 ゆっくり頷くヒロ。


「ばかぁ~なんで言ってくれなかった の!?相談のったのに…あたし誰にも言った りしないよ…」

アヤは 泣き出してしまった。
「俺、絶対誰にも言わねぇから。すぐそこ の産婦人科に車止めっから」

ノゾムは近くの産婦人科に車をとめ、 美嘉はヒロに抱きかかえられたまま病院に 運ばれた。
しかし保険証がない…。家に置いたままだ。 アヤは美嘉の親に電話をかけ、
状況と病院の場所を細かく伝えている。

緊迫した空気の中 繋いだ手は次第に汗ばんでゆく…。

しばら経ち お母さんが息切れをしながら病院にやって きた。

「心配したんだよ…」

ポツリと呟き、 保険証を持って受付をする。

受付を済ませると、 すぐに診察室へと呼ばれた。

「美嘉、大丈夫だから。頑張れな。」
「うん、いってくる…」 握り合って汗ばんでいた二人の手は、
いともあっさり離されてしまった。

妊娠をしているということ。 産みたいということ。 腹痛があるということ。 女の医者に事細かに説明する。

医者に診察台に連れて行かれ、

前に一度やったことがあるようパンツを脱 ぎ、 腰から下にカーテンがかけられている診察 台に足を乗せた。

冷たい器具が、 子宮に入っていく。

痛い… 痛いよ…。

診察台の横にはまたモニターがあり、 じっとそのモニターを見つめていた。

見えた。 赤ちゃん。

前も見た、 赤ちゃん。
見えたよ。 相変わらず
ちっちゃいね。

ポケットに入ったままの昨日ヒロからもら った黄色い毛糸の手袋を取り出し、 両手で握りしめた。

でも、 でもね…
気付いてしまったんだ。

ちっちゃい手も 足も
頭も

動いていないことを…。 診察を終え、
診察室へと戻る。


イスに座り、
とてつもなく不安な気持ちのまま医者の言 葉を待た。

どうか、 どうか悪い結果ではありませんように…。

医者は 静かに話し始める。

「残念ですが… 流産です。」
「……え」 視界がぼやけて
見えた。

医者は続ける。

「赤ちゃんは、2~3 日前に亡くなっていま す。2~3 日前に誰かに殴られたとか、転ん だとかなかったかな?」

2~3 日前… もしかしてヒロの元カノが学校に来て、

それで写真の取り合いになって
肩をおされた。 しりもちをついた。

…その時?

医者はお母さんを診察室に呼び出し 流産を告げた。

赤ちゃんどうなったの?わからないよ…


その日のうちに緊急入院をすることになっ た。

 

 

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