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【双语阅读】【恋空】第二十九回

时间:2011-05-20 13:32:03  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】
 

 

 

年は明け、 冬休みも終わる。
今日から新学期。 相変わらず外は寒い。


マフラーをきつく巻いて学校へ向かった。

「おはょ。ってか明けましておめでと~美 嘉、大丈夫?」

アヤと会うのは あの日以来だ。

「大丈夫。アヤいろいろごめんね!!」

「なんもだよノゾムも心配してたよ。辛いけ ど頑張るんだよ!」
「うん、ありがと!!」 アヤは周りを見渡し、
誰もいないことを確認すると小さい声で話 し始めた。


「ヒロ君とはどうなったの?」


「いろいろ大変だったけどね、どうにか続 いてまぁ~す!!」

「やっぱりね!だってさっきヒロ君に会っ た時、美嘉がクリスマスにプレゼントした 香水つけてたよ二人とも指輪してるし ね!」

「ママママジ?香水つけてたの!?!?」
クリスマスにプレゼントした香水をヒロが つけてくれていたと聞いて、 一気にテンションが上がってしまった。

「興奮しすぎだからぁ(笑)美嘉はヒロ君 と結婚するの~?」

「当たり前~!!するする~っヒロ大好き だし(>_<)」

「この~ノロけやがって!!あたしもノゾムと する~」


「勝手にしてぇ~!!嘘っ。お互い頑張ろ」

「さっきノゾムと話してたんだけど~ヒロ君 って顔変わったよね!」

アヤは PHS の裏に貼ってある四人で撮ったプ リクラを見ている。

「えっ、そうかなぁ!?いつも見てるから わかんないやぁ!!」

「うんなんか顔が優しくなったよね~っ て話してたのぉ~!」

顔が優しくなった? 確かに そうかもしれない。
だって初めて会った時は怖かったもん。 でも今は全然
怖いとか思わない。

流産して以来、 ヒロはものすごく優しいんだ。

口や態度は相変わらず悪いけど、 さりげなく守ってくれているのがわかる。

ヒロはもともと優しかったけど、 今はそれ以上…。

顔も、 最初見た時はギャル男だし軽そうだし怖い しタイプではなかった。

でもなぜか今、 ヒロの顔が美嘉のタイプになってしまって いる。

恋って 本当に不思議だよ。

ヒロの事がすごく好きで好きで好きでしか たないんだ。

不安になる時もある。 ケンカする時もある。 二人でいろんな事を乗り越えて、
心が通じ合ったと思う。


だからね、 これからもずっと一緒にいれると思ってた んだ。

思ってたんだ…。 雪溶けて春。
ポカポカした陽射しの中三学期最後の授業 を受けていた時ポケットで PHS が震えた。

ブーブーブー

受信:ヒロ
《ツギノジュギョウ、ナニ?》 先生の目を盗んで
返事をする。


《タイイクダヨー》
ヒロからの返事は早い。

《サボロウゼ!》

《スゲェトコツレテク》


次は大嫌いな体育だし、すごい所って… 気になる。


《リョウカーイ》 あっさりと返信した。
だって授業なんかよりヒロといたいんだも ん。

授業が終わり、 アヤとユカに事情を説明して玄関まで走った。

玄関では ヒロが立って待っている

靴を履き変えていると、後ろから学年主任 の先生がやって来た。

「コラ!お前達どこ行くんだ?」

「外で体育なんすよ~」 ヒロが言う。

「そ~でーす!体育でーす!!」 美嘉が言う。

一瞬納得した先生は すぐに気付いたみたいだ

「嘘つくな。お前達クラス違うだろう!」

「美嘉逃げるぞ!」

ヒロは美嘉の手をぐいっと引っ張り、 自転車置場まで猛ダッシュ。

カバンを乱暴にカゴに入れ、 美嘉を持ち上げ自転車の後ろに乗せた。


「しっかり掴まれよ!」 すごいスピードで自転車を漕ぐヒロ。

おそらくバイク並の早さだっただろう…。


後ろから先生が走って追い掛けて来ている ことに気が付いた。

「ヒロっ!!先生追い掛けて来てるし~!!」

「待ぁてぇ~!」 大声で叫びながら
走る先生。

「美嘉、なんか言ってやれ!」

「なんかって何!?」
「普段言えねぇこと!」 先生に向かって
大声で叫んだ。

「先生の、のーろーまー~!!」

「…お前ら明日覚えておけよ!」 先生の声が遠くから聞こえ、
それと同時に先生の姿が見えなくなった。
「キャー!!明日覚悟しなきゃ~」

「美嘉~よく言った!」 逆風に押されながら二人で大笑いした。

キキーッ

学校を出てからしばらく漕ぎ続け、 自転車が止まる。

「着いたぞ~」 着いた場所は川原だ。 タンポポがたくさん咲いていて、
綺麗な水がチョロチョロと音をたて流れて
いる。

「何ここ~!?すごーい!!」


「この川原は俺が見つけた特別な場所。二 人だけの場所にしようぜ。ケンカしたりし た時はここで仲直りしような!」

「うん!うん!!ヒロと美嘉の二人だけの場 所だねっ!!」

自転車の後ろを 親指で指さすヒロ。


「俺の後ろは美嘉の特等席だから」
「わーいわーい!!ヒロ大好き~!!」 ヒロに抱き付くと
ヒロは頭をかいた。


「うるせーって!」

その日は結局学校には戻らず夜まで川原に いた。

 

 

次の日…

終業式が終わって、 明日から春休み

なのに、 先生に呼び出された。
どうせ昨日のこと…。 ため息をつきながら職員室のドアを開け
る。
「失礼しまぁ~っす」 ヒロがすでに
立っている。

ヒロも 呼び出されたか…。

二人は目を合わせて 舌を出した。
「お前達昨日どこ行ってたんだ?」 二人に向かって呆れたように問う先生。

「どこも行ってないっすよ~。なー美嘉!」

「そーですよぉ~具合悪いから帰っただけ で~す!!」

「嘘つくな。じゃあなんで逃げた?」

「逃げたんじゃありませ~ん。先生が遅か ったんだも~ん!!ね」

ヒロに助けを求める。
「大当たり~美嘉さすが!」

先生は煙草の煙りを 口から吐き出した。

「…ったくお前達には負けるな。これからは サボるなよ。そう言えばお前達春休みに補 習はないのか?」

「え~!?春休みなのに補習あるの??ぷ
ー」
「ありえねぇ~」 声を揃えて不満げに言う二人。

「お前達担任の話聞いてたか?テストで赤 点とったり出席日数足りない生徒は春休み の間、補習あるんだぞ」

「俺は~?」

「確か配ったプリントに書いてあったはず だが…あ、あった。これだぞ」

ヒロはプリントを 覗き込む。

「俺補習じゃん~マジありえね~」
「ぷぷっ!!ヒロ補習?かわいそうに…」 手で口をおさえながらわざとらしく同情す
る。

「残念ながらお前もだ」 根拠もなく安心しきっていた美嘉に、
先生からの衝撃的な一言


「美嘉もかよ!」

ヒロがプリントを再び覗き込む。 こうなれば色気作戦で補習を免れるしかな い。

「え!?美嘉も補習??やだ~やだやだ先 生許して~!!
お.ね.が.い(^3^)」
「頑張れよ!」 色気作戦はあっけなく失敗に終わり、
先生は二人肩をポンと叩いて去って行っ た。

 

春休み中は毎日補習…。 でも二人共補習のおかげで毎日学校で会え
るし、補習が終わると川原に行ってまった りとしたりお互いの家に行ったりしてい た。

 

そして 春休みは終わる…。

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